花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農業会社の商品開発

2012年05月18日 | 学校
園芸科学科3年の授業では生徒たちがそれぞれ農業会社を作り
農場のリンゴの木を借用して生産販売を競っています。
限られたリンゴの木からいかに多くの収入を得るかが勝負のポイントです。
リンゴはジュースやジャムなどいろいろな食品に加工できます。
そこで単に販売するのではなく何か加工品にも挑戦しようとしています。
そこであがってきたのが摘果されたピンポン球ほどの果実です。
捨てられる運命ですが食べることができないものかと
販売されているいろいろな加工品を食べながら考えています。
調べて見ると体に良いポリフェノールが多いことから
地元大学では果汁を普通のジュースに混ぜた飲み物を開発しています。
しかし摘果リンゴは食べられる代物ではないのか、
はたまた農家は忙しくで食べることを考えたこともないのか
不思議なことに摘果リンゴの食べ方の情報はまったくありません!
でも誰か挑戦した人はいるはず。
情報があったらぜひ教えてください。
コメント

マイクロバブル研究の目的

2012年05月18日 | 学校
チーム・フローラフォトニクスはマイクロバブルを使った
土壌の除塩研究が高く評価されています。
しかしこのマイクロバブル研究はそもそも除塩が目的ではありません。
水耕栽培で空気を溶液にたくさん溶け込ませ
根の成長を促進する目的で現3年生が取り組んでいるテーマなのです。
対象としている植物は「紫(ムラサキ)」。
根は染料ややけどなどの薬になる紫根として高値で取引きされます。
しかし生長が遅いことから利用するまで数年栽培する必要があるそうです。
そこで自作のエアレーションで一気に根の生長を早めようというのがこの研究。
ご覧下さい。左端の苗を1年間育てたものが右側の2本です!
右端は普通に土で育てたもの。
中央は空気を強制的に送った自作水耕栽培装置で育てたものです。
予備実験でしたが、あきらかに根の生長が違います。
今年は3年生最後の年。
昨年のデータを検証しようと再度栽培に取り組んでいます。
コメント