サンパチェンス

高温の温室の中で花を咲かせている草花があります。
これはサンパチェンス。
気孔がたくさんあって一般の草花に比べて
二酸化炭素をよく吸収するという特徴があります。
さすがに地球温暖化の救世主とはなりませんが
子供たちが地球温暖化や二酸化炭素の排出を考えるのには
適した教材となるため最近話題です！
ホームセンターなどでも手に入り、
とてもきれいな花を咲かせるので玄関先に鉢植えする方も多いようです。
昨年も３年生が研究のため栽培していたユニークな草花です。
しかし昨年はサクラソウ保護と除塩活動に全員で急遽方向転換をしたため
サンパチェンスは実験できないまま枯れてしまいました。
やっと本来の研究に戻りつつある今、
今度は新しくチームの仲間入りした２年生が
先輩の後を継いで研究しています。

危険な10分間

チームのベース基地である順化温室です。
中には２～３年生がたくさんの植物を栽培しています。
このところ屋外は30℃を超える猛暑が続いているため
温室の中は35℃の高温となっています。
ちょっと中に入るだけで汗は吹き出し
体力もみるみる奪われていきます。
したがって夏場はこの中での実習を極力避けています。
でも欠かせないのが「かん水」。
気温のまだあがらない朝夕に行うのですが
時には朝から30℃近い日もあります。
すべての植物に水をあげるのにかかる時間は約10分！
気合いを入れて飛び込みます。