ミッションはレスキュー

いよいよショッピングセンターで塩害花壇の分析調査が始まりました。
分析を担当したのはチームの２年生。
今年加入したばかりの新人ですが、
スウェーデンの国際大会に出場する先輩をサポートするため
マイクロバブルで除塩した土壌の電気伝導率やpHを何度も
測定してきた分析作業のベテランです。
サンプルを手早い作業でそのつど分析していきますが
このセンターの敷地は驚くほど広大！
最終的に２時間かけて約10ヶ所の土壌を分析しました。
その結果、震災から１年半も経つので
土壌の塩類は平常の畑などとかわらない程度に減少し
塩害の危険性は解消されていることがわかりました。
しかし残念ながら枯れた植木の多くはすでに枯死していました。
また今回の分析で枯れている樹木の多くはツツジで、
一緒に植えられているサツキは比較的元気であることがわかりました。
樹種によって耐塩性がこんなにも違うのですね。
今回、チームにこのような貴重な機会を与えていただきとても感謝しています。
今後、花壇の客土や樹木の植え替えが行われると思いますが
美しい景観がまた再生する日をお待ちしています。

塩害花壇の分析依頼

この生け垣を見てください。
すっかり枝が黒く枯れてしまっています。
ここは八戸のショッピングセンター。
東日本大震災で津波により冠水してしまった地域です！
昨年もそして今年もこのような状況のようです。
先日、このセンターを運営している会社から
驚くことにチーム・フローラフォトニクスに
この花壇の分析依頼がありました。
新聞などでチームが紹介されているのでご指名されたようですが
こちらは素人に毛が生えたようなもの。
大変光栄ですが、大事な判断はできないため
チームはこの花壇の塩分量やpHなどを測定し、
樹木については造園を担当する先生に診断してもらうことにしました。
ミッションはレスキューです。