花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

空はつながっている

2012年08月23日 | 学校
チーム・フローラフォトニクスは2~3年生合わせて10名。
全員でサクラソウ保護に取り組み、
マイクロバブルの除塩実験をこなしてきました。
そのメンバーが今、2手に分かれて夢に挑戦しています。
チームAは秋田県で今行われている農業クラブ東北大会、
チームSはスウェーデンのストックホルムで開催される青少年水大賞です。
そこで21日、お互いの練習が終わった後、健闘を誓ってコーラで乾杯しました。
また先日は、昨年この活動の土台を築いてくれ
今春卒業した先輩たちにも会って精一杯努力することを誓ってきました。
ストックホルムは日本から約8000kmも離れた
遥か遠くの北国ですが、空はつながっています。
きっと各チームの思いが通じ、悔いのない結果が待っているはずです。
チームS、本日いよいよ成田へ向かいます!
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技術屋集団に幸多かれ

2012年08月23日 | 学校
昨日の地方紙にチーム・フローラフォトニクスが
信州フィールド科学奨励賞を受賞した旨の記事が掲載されました!
もちろんサクラソウ保護のためのフィールドワークが評価されたものです。
しかし嬉しいのは震災直後と1年後のデータを比較分析し、
種差海岸が徐々に回復していることを科学的に証明したことが
フィールド調査の専門家である信州大学に認められたことです。
この調査を成功させた大きな原動力は今年加入した2年生4名。
ストックホルムに出場する先輩の研究をサポートするため4月から自分の研究を一時休止して
塩害土壌の分析を何度も何度も行ってきたチームに欠かせない技術屋集団です。
先日は八戸市のショッピングセンターから依頼された土壌分析も担当しました。
その彼女たちが種差海岸でお得意の土壌分析を行い
ゆっくり回復に向かう嬉しいデータを明らかにしてくれたのです。
保護活動は駅伝のように長距離を走り続けるチームレース。
第3走者となる2年生の献身的な努力に敬意を表し、
この賞は2年生が代表で受賞することになりました。
ストックホルムに出場する先輩を技術で支えた2年生は
今、農業クラブ東北大会で補助者として発表する3年生を支えています。
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