花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

データロガー回収

2013年10月07日 | 研究
標高の高い南郷なら気温が低くリンゴが黄化しにくいはず。
それを科学的に証明するために7月に設置したのがこのデータロガー。
ボタン電池と見間違えるぐらい小型ですが、
この中に気温が指定した時間の間隔で記録されるのです!
ところが台風18号の水害のため名農に設置した装置は水に浸かりました。
先日、設置した樹を探したところ、すでに栽培していた白いリンゴの多くは
流されていましたがデータロガーだけはこのとおり枝についていました。
まるで「はやぶさ」を無事回収したような喜びがありました。
これからコンピュータにつないでみますが、水に浸かったので
無事に気温データを回収できるかどうか不安です。

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考案した責任

2013年10月07日 | 研究
先日、白いリンゴについて地元TV局から取材の相談を受けました。
今年になって白いリンゴの問合せや取材相談は、
バイヤー、雑誌や「サンマのからくりテレビ」などこれで5件目です。
考案してから5年たちましたが、白いリンゴは
まだまだみなさんの記憶の中に鮮烈に刻まれているようです!
「私たちには自動車を発明した責任がある。」
これはメルセデスベンツの有名なキャッチコピー。
他のメーカーがどんなに頑張ってもこの一言で
自社が別次元の存在であることを強く印象づけることに成功した名作です。
ベンツほどではありませんが、チームには「白いリンゴ」を考案した責任があります。
せっかく期待してくれるみなさんに、もう作っていないとはいいたくないので
毎年、少量ではありますが白いリンゴを栽培しては名農祭で試食してもらっています。
とはいっても最近は猛暑のため袋をかけても肌が黄色くなってしまいます。
そこで昨年から栽培場所に従来の名農第1農場はもちろん、
標高で数百mも高い八戸市南郷区に住む3年生のメンバーの農園も加えました。
気温が名農農場より低いため黄化しにくいと考えたからです。
そろそろ園地をのぞいてみたいと思います。
ところでこの写真のリンゴの木、下の葉がなく枝ばかりなのがわかりますか?
水に浸かった部分です。
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