レジェンドに追いつけ！

チームにとって集大成といえるレポート「花物語～永遠に～」。
この記念すべきレポートが学芸サイエンスコンクールで
なんと高校No.1の金賞を受賞することになりました。
学芸サイエンスコンクールは旺文社主催の
今年で第58回にもなるたいへん歴史のあるコンクールです！
今回も高校の科学研究部門に
応募されたレポートは約1000件もあったというから驚きです。
実はチーム、4年前に「アップルデザイン」という
白いリンゴ研究でも上位入賞しています。
しかし残念ながら金賞ではありませんでした。
ところが過去１度、名農が金賞をいただいたことがあります。
今や伝説となった名農気象班です。
TEAM FLORA PHOTONICS はいろいろなコンテストに挑戦していますが
権威のある大会になればなるほど、
そこには名農気象班の足跡がすでにあります。
それもチームが頑張っても手が届かないほどの栄光の記録です。
しかし今回の受賞で、目標にしていた気象班に
ちょっと追いついたかもしれません。
さて授賞式は本日金曜日、東京のホテルオークラで行われます。
表彰式に参加するのは３年生と２年生の代表１名ずつ。
格式の高い会場に少し緊張しています。
卒業式が終わってもまだまだ頑張る３年生、
授賞式の報告をどうぞお楽しみに！

花物語～永遠に～

チームが2011年から取り組んできたサクラソウ研究。
津波被害を受けたサクラソウを救出しようと
当時の２～３年生全員で立ち上がりました！
あれから４年経ち、単なる保護から自生地の長期維持のための
新しい方法を提案するところまで発展させることができました。
これにて一段落、今年度をもってサクラソウの保全活動は
チームの主力研究群からはずす計画です。
保全活動の取り組みは、１年目は「ミッションはレスキュー」、
２年目は「花のチカラ」というタイトルでレポートにまとめ
さまざまななところで報告してきました。
この度、今までの４年間の活動を振り返りまとめてみることにしました。
それが「花物語～永遠（とわ）に～」というレポートです。
ご存知のとおり、これは今年度の農業クラブの県・東北大会
プロジェクト発表で用いた想い出深いタイトルです。
このレポートは津波がサクラソウ自生地のどのような影響を与え、
またどのようにして回復に向かって行くのか。
さらに種差海岸の自生地はどのような原因で絶滅危惧となり
現在はどのような状況かのか、また回復させ未来に自生地を
残すにはどのような方法が考えられるのかを
実験や調査を通してまとめた大作です。
TEAM FLORA PHOTONICS が光と関係のない世界に足を踏み入れ
夢中で取り組んだ４年間を「花物語」と称してまとめていますが
自然保護の観点からも貴重なものだと考えています。