TEAM INTERNATIONAL 2013

サクラソウの保全活動に取り組んで３年目の2013年。
何といっても忘れられない大きな出来事は
第１回アジア国立公園会議に参加したこと。
青森県からの依頼で、保全活動の取り組みと
チームが考える新しい遺伝的多様性の維持の方法を
参加された国内外のみなさんに提案しました。
もちろん英語のポスター、英語でのスピーチです。
2012年のスウェーデンに続く２度目の国際会議。
チームはこのように国際的な舞台にあがる機会を
何度もいただきました。
関係者のみなさんに心から感謝いたします！

サクラソウ 2nd ステージ！

2011年の東日本大震災をきっかけとして
取り組んできたサクラソウの救出活動。
2013年には種差海岸が三陸復興国立公園に指定されたことから
より自生地を長期的に存続させるかに活動の方向を修正しました。
そのためには種差海岸の気象やサクラソウの生育環境を
知るべきと考え、自らの手で観測に取り組みました。
その結果、内陸に比較してかなりの低温多湿であること、
海浜植物など競合植物に負け、開花直後には
埋もれてしまい、光合成が十分できないことを科学的に証明。
さらに遺伝的多様性に欠けているため
いくら株が増えても将来は絶滅する可能性が高いことを
さまざまな会議などで発表することができました。
写真は土壌水分マップ製作のため２mごとに測定してるところ。
一見同じに見える自生地ですが、かなり水分のばらつきがあり
多いところだけにサクラソウが自生していることがわかりました。
セカンドステージは環境調査。
チームは救出から保全へと舵を切りました！