花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

収穫感謝祭

2015年11月04日 | 学校
餅つき大会が終わったら、
全校生徒がいくつかの 班に分かれ
盛大に焼き肉大会が始まります。
面白いことに分ける基準は学科ではありません。
なんと課題研究の専門部で分けるのです。
もちろん仕切るのは課題研究の専門部の3年生と生徒。
それだけ農業高校がプロジェクト学習で
動いていることがわかると思います!
さてここは新学科の環境システム科。
この学科だけはすべて同じ区域で研究活動をしているため
みんな同じ場所に集まり、まさに学科集会となりました。
焼き肉を食べたのは3年生のクラス。
もちろんチームフローラフォトニクスのメンバーと一緒です。
そういえば2週間前も東京でみんなでご飯を食べました。
「同じ釜の飯を食う」というのはちょっと違うかもしれませんが
同じ目的に向かってこの2年間、何度も何度も挑戦しては
ご飯を一緒に食べてきました。
一緒食べた数だけ絆は強くなる。
まさにその通りだと思います。
もう11月。刻々と卒業が近づいてきます。
あと何回一緒に食べられるのでしょうか。
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不易と流行

2015年11月04日 | 学校
文化祭の終わった後に後夜祭を行う学校があります。
ところが農業高校では翌日、収穫感謝祭を行うのが一般的です。
昔、大先輩から農業高校の文化祭は
地域の方々のためのイベント。
自分たちが楽しむのは翌日の収穫感謝祭だから
名農祭では一生懸命「おもてなし」をしなさいといわれました!
確かにその通りで、名農生はグラウンドで2日間、
農産物を一生懸命販売しています。
1年生の時は見習い、2年生では主力となって働き
3年生はリーダーとして場を仕切る。
結局3年間、まったく校内の展示など見たことのないという
農業高校生はたくさんいます。
そんな名農生だから翌日の収穫感謝祭では全校あげて
飲んだり食べたりして労をねぎらうのです。
昔は「伊奈かっぺい氏」や「三遊亭円楽師匠」など
有名人をお招きして講演会などを行ったものです。
カラオケ大会やクラスの出し物など
楽しみ方は時代によって変わっていきますが
変わらないのがこの餅つきの儀式。
クラスの代表者たちがみんなで餅をついては今も奉納しています。
イノベーションを起こしてはどんどん進化していく農業技術と
変わらぬ自然への畏怖の念と生命への感謝の気持ち。
変わっていくもの、変わらないものがここにあります。
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