花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

未熟イチゴのコンフィチュール

2016年09月20日 | 
大量に出てくる未熟なイチゴ果実。
なんとかしようと煮込んでみることにしました。
ところでイチゴの未熟果ってどんな味かわかりますか。
実は酸っぱいだけで香りも甘さも少ないんです!
したがってジャムのように砂糖だけで煮込むより
香りなどがすでについたフルーツカクテル缶詰のシロップを用意しました。
それだけだと甘さが少ないのでやや砂糖も加えてみました。
10分ほど煮込んで、シロップをなめてみてびっくり。
なんと甘いシロップが甘酸っぱく変化しているのです。
どうやら未熟果から染出た酸味が味を変えたようです。
おそるおそる食べてみると未熟果も同じように甘酸っぱい味。
香りこそ違いますが、杏のコンフィチュールのような味なのです。
さらにイチゴの赤い部分から出た色素で全体がピンク色。
これはなかなか面白いものができました。
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白いいちご?

2016年09月20日 | 環境システム科
たくさんのイチゴです!
でもよく見ると外観も中身も白っぽいとは思いませんか。
なんとこのイチゴ、未熟果なんです。
名農の環境システム科ではイチゴの水耕栽培をしています。
今年育てているのは夏秋イチゴというもの。
イチゴはそもそも初夏に実をつける植物です。
しかしクリスマスで大量にケーキに使用されるため
わざわざ石油ストーブを炊いて冬から春にかけても栽培しています。
つまり日本では冬から初夏までイチゴは手に入るのです。
でも夏でも秋でもイチゴのショートケーキはあるのはどうしてでしょう。
実は南半球から高い経費をかけて輸入したものなのです。
そこでなんとか解決できないものか開発されたのが夏秋イチゴ。
今まで採れなかった夏から秋にかけて実がつくイチゴなのです。
ところが名農が栽培しているこの夏秋イチゴは
実が房のようにたくさん着くんですが
着きすぎて実が小ぶりになってしまう欠点があります。
そこでリンゴのように着きすぎた実の一部を摘み取る摘果作業が行われるため、
このような白い未熟果が大量に出てしまうのです。
そこで煮込んでみることにしました。
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