花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

思いは境界を越える!

2016年09月01日 | 研究
法光寺について南部町のホームページではこのように説明しています。

今から約700余年前、鎌倉執権の北条時頼公がこの地方を訪れた際
夢想軒(むそうけん)の庵主であった玉峰捐城和尚(ぎょくほうえんじょうおしょう)に
一晩の宿と心からのおもてなしを受けました。
法光寺はそのお礼に開基したと伝わる名久井岳の名刹なのです!

このお話では時頼公がいらっしゃった際、
きれいな白い蓮の花が咲いていたといわれています。
白華山法光寺と呼ばれるのはこれが理由です。
ところが現在は環境も変わり、残念ながら蓮の花は一株もありません。
そこで2年生がお寺と連携して蓮を復活させるプロジェクトに立ち上がりました。
今年は1年目、残念ながら池は湧き水の水温が低すぎて栽培に失敗しました。
ところが蓮鉢に植えたものはちゃんと花を咲かせています。
これは水温対策をすれば法光寺でも蓮が栽培できるということを教えています。
2年目となる来年は新たな作戦で復活を目指す予定です。
さてこのプロジェクトを始める際、和尚様から今年の8月下旬に
お寺の大切な法要があり、そこに咲いてくれればと話していました。
先週末、その法要が行われましたが、
ご覧のとおり真っ白な花が咲き、文字通り花を添えることができました。
これには和尚様も喜んでいらっしゃいました。
人を大切に思う心は万国共通。
ギリシャ神話の花の女神「フローラ」の名を持つチームが今、
名久井岳の伝説の花復活に挑んでいます。
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ハスは蜂巣?

2016年09月01日 | 研究
チームの2年生が取り組んできたハスのプロジェクト。
先週、とうとう開花しました。
真っ白で直径15cmぐらいのみごとな花です!
今年から始まったこの研究ですが
こちらの予想した通り、8月下旬の開花となりました。
これは八戸市の対泉院より1週間から10日ほど遅い開花です。
それだけ法光寺は高台にあり、気温が低いということではないでしょうか。
ハスの花の命は4日間。
もし訪れる機会があったらぜひご覧下さい。
さてなぜ「ハス」と呼ばれるかご存知ですか。
通説ではありますが、花が散った後のじょうろような
花托の姿がまるで蜂の巣のように見えるので
昔は「ハチス」と呼ばれていました。
これがいつのまにかハスになったというのです。
もっと深い意味があるかと思いきや意外と単純な意味でした。
またハスの根は食用となるレンコン。
この花ハスの根だって食べることができます。
今年初めてハスを栽培しましたが
大きなハス鉢さえあれば誰でも簡単に育てられることがわかりました。
管理もほとんどいらないため、みなさんも育ててみてはいかがですか。
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1000万ドルの夜景

2016年09月01日 | 研究
パーティーが終わるとすっかり会場は夜になっていました。
目に飛び込んでくるのはご覧の夜景。
函館、長崎と並んで日本3大夜景のひとつに数えられ
六甲山から眺めた絶景は
1000万ドルの夜景ともいわれる美しさといわれています。
残念ながら高台から眺めることはできませんでしたが
ポートタワーや船がきれいに見えていました。
ところが気温は夜の8時というのに28℃。
あいかわらず暑いのです。
さすがに今日は疲れたのかまっすぐホテルに帰りました。
しかしだめだと思った発表が表彰式では金賞と評価される
ドラマティックな経験をした2年生はまだ興奮気味。
部屋に集まり今日の出来事を楽しく振り返っているようでした。
結果は大会ホームページでも紹介されています。
ぜひご覧下さい。
なお心配された馬渕川の氾濫ですが
今回も水位4m60cmぐらいでなんとか持ちこたえました。
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