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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

秘密の花園

2018年08月20日 | 学校
チームが園芸科学科時代、クリスマスローズを
種子から育てては、名農祭で地域の方々にお分けしていました。
また卒業時には自分の好きな鉢を一つだけ記念品として差し上げていました。
卒業生から今でも露地植えにしたクリスマスローズが咲いているという
話を伺うとなんだかとても嬉しくなります。
卒業しても花が咲くたびに高校時代を思い出してもらおうとは
いかにも園芸科学科草花班的な取り組みでした。
しかし環境システム科に移籍したため
この伝統はいつしかなくなってしまいました。
ところが残った鉢はまだ温室にあります。
そこで園芸科学科に迷惑をかけてはいけないと昨年の晩秋、
校舎前の庭に3年生が最後の株を植えました。
厳しい寒さのため葉は赤茶色に変色して
一時期はこのまま枯れてしまうのではないかと思いましたが
先日見てみるとこんなにも元気な葉をつけています。
夏の暑さが苦手なクリスマスローズですが
大樹の木陰でなんとか越夏することができたようです。
クリスマスローズは宿根草。
毎年春先になるとここで素敵な花を咲かせるでしょう。
チームは今度の春で解散します。
おそらく数年したらチームフローラが存在した記憶さえ消えるはず。
でもこの花がある限り、メンバーだけは思い出すことができます。
花で刻んだフローラだけの秘密。
環境システム科でチームは使命を終えますが
やっぱり本質は今なお草花班のような気がします。
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日本語VS英語

2018年08月20日 | 研究
これは8月下旬に日本土壌肥料学会で発表するポスター。
意見発表に出場するメンバーが大会終了後、
1年生のJr.を連れて参加する予定です。
実は発表内容はストックホルムの国際大会のものと大差ありません。
乱暴な言い方をすると日本語で発表するか
英語で発表するかの違いだけです。
とはいっても日本代表の練習量が
圧倒的に多かったので発表のうまさや理解度は
当然、英語組に軍配が上がります。
しかし学会に出場する日本語組は
何といっても日本語なので理解しやすく
すぐ話せるので練習次第ですぐに追いつくはずです。
写真は説明する日本語組とそれを聞いて質問する英語組のメンバー。
1学期に集中的に研究して秋からは全国の発表会をはしごする。
10年間、自分を育てるために継続してきた
チームフローラならではのルーティーンです。
「戦う植物研究集団」とはこの姿勢を形容したチームの別名。
フローラ最後の秋が始まりました。

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