花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

時間をさかのぼる旅

2018年08月23日 | 研究
さて本日、チーム フローラ フォトニクスは
いよいよスウェーデンで開催される
水の国際大会に出場するため青森を出発します。
成田空港からのフライトは明日11時ですが
いろいろな関係者を含めた日本代表が
フライト前日に集合することになっているからです。
さて調べてみると現在のストックホルムの気温は
最高気温で20度前後、最低気温では11度前後。
またこの時期は雨も降るらしく防寒の準備も必要といわれています。
真夏日の東京とはとんでもない温度差です。
さらに北欧は白夜のため日長が長い時期となっています。
夏至の頃の7月1日は日が沈むのはなんと夜の10時すぎです。
チームが到着する頃の日の入りは夜8時30頃。
ところが帰国する頃の9月1日は7時50分頃と約10日で40分も短くなります。
そして12月になるとなんと午後3時前には日が沈むのですから驚きです。
したがって今は夏が急ぎ足で秋に向かっているという感じかもしれません。
日本とストックホルムの時差は7時間。
日本の方が7時間進んでいます。
日本を11時に出発してストックホルムのホテルに着くのは
日が沈んで間もない頃なのでまだ明るいとは思いますが現地の夜7時。
ところ時差のため、7時間過去に向かって飛んでいるので実際は日本時間では深夜です。
なんだか時差ぼけしそうです。
秋空が広がっている南部町から夏の北欧を目指し、
チームフローラJAPANは明日 TAKE OFF。
なおフローラ北欧参戦記は
随時、このブログで紹介していきたいと思います。
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大科学実験「やってみなくちゃわからない」

2018年08月23日 | 研究
春から何度も播種してはトウモロコシの水の浄化力を
測定してきたチームフローラフォトニクス。
最後の実験は実際に屋外の水上でも稔るのかを検証すること。
ストックホルムに向かう前々日、とうとう収穫を行いました。
するとどうでしょう、ご覧の通り結実しています。
実験のため株数が少なく、花粉が足りなかったので
先までちゃんと実はできませんでしたがこれだけできれば十分。
アフリカなど途上国の栽培と比較しても大差ありません。
富栄養化してしまった湖沼を畑として使うことに成功したのです。
窒素分が多い湖沼で作物を栽培しても体に大丈夫?という人が
いるかもしれませんが、一般的な富栄養化した湖沼より
農家が栽培する畑や水耕栽培の養液の方が窒素分はもっと多いもの。
トウモロコシにとっては逆に足りないぐらいなのです。
約半年かけて行ってきたチームの大科学実験もこれにて終了。
この成果をもってTEAM JAPANは本日東京を目指します。

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