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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

極地のブルーモーメントは長いって本当?

2018年08月30日 | 研究
チームにとって懐かしい研究テーマです。
ブルーモーメントとは日没後と日の出前の十数分間現れる
空が青の光に包まれる現象です。
この時間帯は太陽が空にないため、私たちの目には赤や黄色の光は届きません。
見えるのは波長の短い青色光が散乱した空だけ。
これが美しいブルーモーメントとなるのです。
一昨年、国立極地研究所の協力を得てチームフローラフォトニクスは
南極でのブルーモーメントを分析する機会をいただきました。
昭和基地から1年間も送られてくる膨大な動画データを卒業した女子の先輩が
画像をRGBで分析したところ、ブルーモーメントは
なんと最大で日没前後約3時間も続くことがわかりました。
青森県南部町の最大約40分に比べると3倍以上です。
理由は太陽が地平線に入る角度。
転がる太陽といわれるほど南極の太陽は地平線にほぼ水平に入るため
いつまでたっても青い光が空を包むのです。
極地研究所での報告会では、北極圏でも春から夏、夏から秋に変わっていく時期には
同じような長いブルーモーメント現象が起きるはずと述べて発表を締めくくりましたが
あれから2年後、ストックホルムで実際に観測できるチャンスを得ました。
そこで先輩に変わって空の色を見てみると現在でなんと約2時間もありました。
美しい街並みを包む美しいブルーモーメント。
先輩に見せたかった風景です。




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やばいよ!やばいよ!

2018年08月30日 | 研究
ストックホルムで開催されている
水の国際大会に参加しているチームフローラフォトニクス。
出国は9月1日の予定ですが、応援にいらっしゃっていた校長先生が
一足早く、帰国することになりました。
空港に向かう電車に乗る直前まで
「飛ばなかったらもう1泊できますね」なんて冗談をいっていたら
なんと突然、乗る飛行機が飛ばないという表示が出ました。
本当にこんなことがあるんですね。
これには困ってしまいましたが、
なんとか次の便に乗れることがわかりひと安心。
無事に青森まで帰られるよう祈っています。
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リンゴジュース

2018年08月30日 | 
ストックホルムに滞在中のチームの朝食に毎日出てくるのがリンゴジュース。
スーパーマーケットに行っても瓶や紙パックに入ってたくさん売っています。
当たり前ですが、どれも懐かしい透明果汁。
しかし現在、青森県のリンゴジュースのほとんどが白く濁った混濁果汁です。
なぜなら混濁果汁は日本で開発した「ろ過」しない製法なのです。
この方が食物繊維が若干多くなるので健康にいいイメージがありますが
調査によるとこの差は残念ながら小さく、ほぼ栄養的には変わらないということです。
さてこのようにスウェーデンの人が毎日のようにリンゴジュースを飲むのは
おそらく降水量が少なく、高温にならないため
リンゴ栽培に適しているからではないでしょうか。
実際に街歩きをしてみると公園にリンゴが植えてあるのを発見しました。
どことなく青森に似ているストックホルムです。



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非日常は終わらない?

2018年08月30日 | 研究
これも表彰式前のポスター発表。
羽織袴での発表が非日常でものすごく違和感を感じます。
さてTEAM JAPAN のポスターには
ご覧のようにたくさんの国の関係者もやってこられました。
驚いたのは来賓の方々と英語でコミュニケーションをとってる姿。
ここには通訳はおりません。
すいぶん鍛えられたようです。
さて授賞式は昨日で終わりましたが
彼らが解放されるのはまだ2日後。
スケジュールがまだあるのです。
なんと今日の夕方からはノーベル賞晩餐会と同じ場所で
今度は着席しての王室晩餐会。
昨日は王妃でしたが今度は王様です。
羽織袴のサムライフローラは非日常の中で今日も頑張ります。
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From Stockholm with Love

2018年08月30日 | 研究
授賞式が始まる前の約30分、
選手たちにはご来賓の皆さんに
自分たちの研究を説明する時間が用意されていました。
各国の関係者の方々がそれぞれのお国の選手の前で
説明を聞いてはいろいろお話をされています。
チームフローラフォトニクスのところには
スウェーデンの日本大使が足を運んでくださいました。
何から何まで非日常。麻痺してしまいそうです。
なお昨日の準ブランプリ受賞を受けて
たくさんのお祝いの言葉が届いています。
あらためて皆さんの応援に
ストックホルムから感謝いたします。
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