2012年、チームが初めてストックホルムに行った際、
市内のマーケットでこのブサイクな桃を見つけました。
球状ではなく、お団子を上から押しつぶしたような形をしています。
まるで薄っぺらなみかんのよう。
その後、日本で桃を調べてみたら中国原産の「蟠桃」(ばんとう)という品種で
シルクロードを通って古代ペルシャ、ギリシャなどに伝わり、
今はスペインなどで栽培されたものが北欧に出回っているのではないかという文献を見つけました。
「蟠」とはわだかまりの意味ですが、「かがんでうずくまる」という意味もあるらしく
座禅桃と呼ばれることもあるそうです。
さらに日本でもごくわずかですが生産されているとのことでした。
また西遊記で孫悟空と猪八戒が禁断の桃を食べて
不老不死になるというお話があるそうですが
彼らが食べたのがこの珍しい蟠桃だったとのこと。
ぜひ食べてみたいと気になっていましたが
さすがの名農でも栽培していないので口にする機会はありませんでした。
今年、チームは2度目のストックホルムに行った際、
またマーケットを毎日のように覗きましたが
あるのはベリー類やキノコばっかり。
すると最後にとうとうこのブサイクな桃を見つけました。
しかし購入するチャンスはなく、また諦めていたところ
なんと地元の産直センターにわずか一袋だけですが並んでいるではありませんか。
地元でも作っていたとは感激し、迷わず購入して食べてみました。
水っぽくなくかといって柔らかな果肉、そして強い香りと甘さ。
まるで桃とは別物の果物のようです。
幻の逸品と呼ばれるだけある蟠桃。
ぜひ見つけて食べてみてください。
市内のマーケットでこのブサイクな桃を見つけました。
球状ではなく、お団子を上から押しつぶしたような形をしています。
まるで薄っぺらなみかんのよう。
その後、日本で桃を調べてみたら中国原産の「蟠桃」(ばんとう)という品種で
シルクロードを通って古代ペルシャ、ギリシャなどに伝わり、
今はスペインなどで栽培されたものが北欧に出回っているのではないかという文献を見つけました。
「蟠」とはわだかまりの意味ですが、「かがんでうずくまる」という意味もあるらしく
座禅桃と呼ばれることもあるそうです。
さらに日本でもごくわずかですが生産されているとのことでした。
また西遊記で孫悟空と猪八戒が禁断の桃を食べて
不老不死になるというお話があるそうですが
彼らが食べたのがこの珍しい蟠桃だったとのこと。
ぜひ食べてみたいと気になっていましたが
さすがの名農でも栽培していないので口にする機会はありませんでした。
今年、チームは2度目のストックホルムに行った際、
またマーケットを毎日のように覗きましたが
あるのはベリー類やキノコばっかり。
すると最後にとうとうこのブサイクな桃を見つけました。
しかし購入するチャンスはなく、また諦めていたところ
なんと地元の産直センターにわずか一袋だけですが並んでいるではありませんか。
地元でも作っていたとは感激し、迷わず購入して食べてみました。
水っぽくなくかといって柔らかな果肉、そして強い香りと甘さ。
まるで桃とは別物の果物のようです。
幻の逸品と呼ばれるだけある蟠桃。
ぜひ見つけて食べてみてください。