花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

自家採種

2018年10月23日 | 環境システム科
「もちとうもろこし」の茎葉をきれいさっぱり処分した環境システム科の2年生。
作業の途中で、まだ茎に立派なとうもろこしが実っているのを見つけると
このように収穫しては並べ始めました。
彼らが植えたのは一般に「白もちとうもろこし」という種類。
しかしよく見ると黒い粒のとうもろこしがあります。
実は少し離れた畑に「黒もちとうもろこし」という種類も数株植えていたのです。
おそらく黒もちの花粉が飛んで絹糸についたため
このようにまだらになってしまったのだと思われます。
気持ち悪いと思われるかもしれませんが、味は変わりませんのでご安心を。
しかし今さらこれを食べる気にはなりません。
そこでこのまま乾燥させて文化祭で種子として配ることにしました。
もちとうもろこしは甘さ控えめですが、もちもちした食感の珍しい品種。
現在主流のスィートコーンにはない、なんともいえない昔懐かしい味をもっています。
手に入らないわけではありませんが、せっかくなので
来場された方に無料で差し上げ、来年楽しんでもらおうという考えです。
F1が主流の現代ですが、嗜好に合わないとか流通経路に乗りにくいなどの理由で
忘れられて行く在来種をもう一度見直すのも面白いものです。
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ヘビーローテーション

2018年10月23日 | 環境システム科
環境システム科のビジネス基礎。
選択科目なので今年の受講生はわずか6名です。
彼らは1学期に珍しい「もちとうもろこし」を栽培して
これまた面倒な焼きとうもろこしとして販売しました。
現在は、牛タンでお馴染みの唐辛子の味噌漬けを作っていますが
出来上がりまではもう少しかかります。
そこで先日、夏まで使ったとうもろこし畑をきれいに片づけることにしました。
このとうもろこしは草丈がとても伸びる種類なのか
人の背丈をはるかに超しています。
とうもろこしは人が食べるところよりも捨てる茎葉部分が多い作物。
牛がいたら餌になるのですが残念ながら現在の名農にはいません。
したがって抜き取って廃棄するのですが、植え付けしたのは50株以上。
抜き取っては集め、処理場へ持って行くという作業を延々と繰り返しました。
でもそのかいあって、畑はきれいさっぱり片付きました。
11月3日〜4日は名農祭。これでお客様を迎えることができそうです。
名農は今、静かに晩秋に向かっています。
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