花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

平成最後の名農祭2018

2018年10月10日 | 学校
赤トンボが道路に止まっていると思ったら
すでに命を落としているようです。
アキアカネ、ナツアカネとも似ているので
これだけでは区別ができませんが
急激に寒くなってきたのと寿命によるものだと思います。
トンボといえは夏の代名詞ですが
このような亡骸を見つけると
秋も深まりつつあることを感じます。
さて2018年の名久井農業高校の文化祭、
つまり平成30年の名農祭は11月3〜4日。
いつも10月下旬から11月上旬の休日に行っているのですが
暦の関係で今年は久しぶりの11月開催となりました。
文化祭まであと1ケ月を切りました。
これから秋野菜の本格的な収穫が始まります。
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野ばらの実

2018年10月10日 | 学校
夏の間、いたるところで咲いていた野ばら。
正しくは野茨(ノイバラ)、学名ではRosa multifloraといいます。
「ベルサイユのバラ」「イングリッシュガーデン」という名のせいか
バラというと西洋のイメージがありますが
これは日本を代表するバラの原種で万葉集や源氏物語にも登場しています。
そんな野ばらが秋になって赤い実をつけました。
まだ赤い実のうちに枝を切ってドライフラワーにすると素敵な花材となり
おそらく購入したら2枝で2千円ぐらいもするはずです。
しかし気がついたら雨と寒さでご覧のようにすっかり黒くなってしまいました。
さてこの野ばらやハマナスなどはアジア原産のバラの原種ですが
あまりに地味なのでバラという感じがしません。
しかしこれらがないと現在のバラはできなかったといいます。
なぜなら枝分かれして小花をたくさん咲かせたり、つる性の形質は
アジアのバラのものであり、これがヨーロッパのバラと掛け合わされて
今に至っているからです。
地味ですが現在のバラの優れた形質はアジアから
届けられたものだったのです。
しかし残念ながら黒くなったバラの実は使い道がありません。
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