同時通訳レシーバー

さていよいよ世界湖沼会議の学生会議が始まりました。
会場で配られたのが携帯電話のような装置。
どうやら同時通訳のレシーバーのようです。
国際会議ということもあり会場には海外からのお客様もいらっしゃいます。
きっと海外の方はイヤホンをつけることで
高校生の日本語発表が英語に通訳されて聞こえるようです。
また英語で質問されても日本語で聞こえるということで
メンバーはちょっと安心したようです。
実は昔、三本木農業高校の寄宿舎で
このようなを装置を使って遊んだことを思い出しました。
寄宿舎の娯楽のひとつとして映画鑑賞があります。
いつも食堂にみんなで集まってみるのですが
ある時、女子生徒が屋外で映画鑑賞をすることになったのです。
スクリーンは２回の窓から垂らしたシーツで代用。
しかし問題となったのは音でした。
屋外では大音量を流さないと聞こえないのです。
ところが夜の大音量はどう考えても迷惑行為。
周辺の民家から苦情が殺到すること間違いなしです。
そこで考えたのが発信機。
ビデオプレーヤーの音声出力端子と発信機をつなぎます。
すると映画の音声は耳には聞こえない電波となって飛びます。
この電波をレシーバーであるラジオで受信すると
なんとスピーカーから映画の音声が聞こえてきます。
複数台のラジオの周辺に集まれば大音量で流さなくても十分鑑賞可能。
20年ほど前に実際に実施したイベントですが
今ならフマートフォンで受信できる機種やアプリもあり
各自、イヤホンで聞けるはずです。
当時のこのユニークな映画鑑賞会は「レディースナイトはオープンエア」という
名で大いに盛り上がりました。この同時通訳機も同じ仕組みです。
でもこれって使い方を間違うと盗聴器になるのでお気をつけください。

おもてなし！

会場はつくば国際会議場。
それも大ホールという立派な階段ホールです。
そんな素敵な会場風景を撮影している人がたくさんいる中、
ステージの前に何にやら帆掛船のようなものを発見しました。
それもひとつだけでなく、たくさん並んでいます。
誰かが発表で使う船のモデルかと思って近寄ってみると生花でした。
すらりと上に伸びる葉を上手に使った面白いデザインです。
花はどうやらテッセン。洋風にいうとクレマチス。
一般に初夏の花のようなイメージですが
300種類も原種があるため、秋冬に咲くものもあるようです。
テッセンはお茶花として有名なので
おそらく海外からのお客様を和のテイストで
おもてなししようと生けたのではないでしょうか。
こんなところにも国際会議であることを感じます。
花を見るとついつい眺めてしまう癖がつきました。