花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

自分しか頼れない

2023年04月13日 | 研究
みんな黙々と自分の実験装置を作っている中、
彼女は机に向かって何やら書き込んでいます。
実は比較的準備が簡単だった彼女は、
明日の課題研究から早々と調査分析に取り組むことになったのです。
いつもであれば分析に付き合っていましたが
今年はテーマが多すぎて、彼女だけにつきっきりになることはできません。
さらに運悪く短縮授業の予定。いつもより20分も活動時間が減ってしまいます。
そこでスムーズに6項目の測定ができるよう事前に手順を確認しているのです。
頼れない時は自分で考えてやるしかない。
FLORAの流儀である「一人一研究」の厳しい一面です。
でも大丈夫。初めての「お互い様ルール」が正式に発動され、
温室で研究をしている他のメンバー2名が全面的に協力することになっています。
それも時間がないので最初から温室と土肥実験室にそれぞれ分かれ
活動を開始する予定。おそらく昼休みを早く切りあげて
授業開始のチャイムが鳴る前から分析に取り掛かるはずです。
3人で行えばかかる時間は3分の1。
先輩FLORAが苦しみながら生み出した流儀が
今年もメンバーを助けます。
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アフリカの太陽

2023年04月13日 | 環境システム科
3月は全国的に気温がとても高く推移しました。
先日の発表では青森県でも記録的な暖かさで
お隣の八戸市の3月の平均気温は6.5度と
平年より3度以上高かったようです。
また昨年の津軽地方の豪雨で冠水したリンゴは
花芽が少なく、地域によっては収量が減少するのではと
こちらは心配なニュースが流れていました。
令和になってもお天道様には勝てません。
今年はどんな空模様になるのか気になります。
さてFLORA HUNTERSの本拠地である馴化温室の
ミーティングルームの天井には日除けの寒冷紗が張ってあります。
しかしこれはFLORAが借りた2009年からあるもの。
さすがに15年も経つので紫外線でボロボロになっています。
昨年なんか寒冷紗が切れて、頭に当たる高さまで
天井が下がりましたが、手作業でなんとか修復。
今年も1年なんとかもって欲しいものです。
天井から差し込む猛烈な日差しはアフリカか東南アジアか。
こんなボロボロで暑い温室の中で
FLORAは今年も途上国向けの技術開発に挑みます。
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