花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

なんてったってアイドル

2023年12月29日 | 研究
さて今年のFLORAは7連装のリボルバー。
水草の液肥化、富栄養化池沼の液肥化、バーミキュライトによる水質浄化と活用、
グレイウォーターの活用、砂漠でナガイモ、LED水耕栽培、超節水栽培という
7つのテーマが次々に発射されました。中には的外れや不発弾もあったようですが
七人の侍、荒野の7人たちは各自、工夫しながら諦めずに取り組みました。
では今年No.1のプロジェクトになったのはどの研究だと思いますか。
答えは一番最後の超節水栽培。少ない養液で栽培する研究が
SDGsに貢献できる技術開発だと農業と環境という各方面で高く評価されたからです。
この研究の主任研究員は女子。取材でも引っ張りだこ、なんといわれても今年のアイドル。
この研究がNo.1に選ばれたのは彼女の努力や運もありますが
今年で2年目という恵まれた背景もあるのです。
研究に着手したのは2022年の初代FLORA HUNTERS。
この年のFLORAは2名のメンバーが水の国際大会でストックホルムに出場しました。
みんなTEAM JAPANとなり2人をサポートしましたが、
今ひとつ張り合いがないので、残りのメンバーが遊び感覚で取り組んだ研究なのです。
遊びなので成功も失敗もたくさん。そのノウハウを土台としているので
彼女はみんなの一歩先を進めたのです。7つのテーマの多くは今年から始めたものばかり。
したがって来年、今年受賞できなかったメンバーが花開かせるかもしれません。
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手ぶらで帰る

2023年12月29日 | 研究
徳島県で開催された今年最後の発表会。
FLORAは北海道・東北ブロックの2位として参加しました。
2位はポスターセッション。各ブロック代表の7チームが
たったひとつの特別賞をかけて競いました。
発表は前半と後半に分かれ、それぞれ3チーム、4チームが同時に発表します。
そして各チームとも説明と質疑応答を含めた10分間の発表を2回行うルールです。
でも前後半とも各20分間しかありません。つまり投票権のある聴衆者は
全部の発表を見ることができないのです。
つまりこの2回に、いかに人を多く集められるかにかかっています。
FLORAのとった作戦はどこよりも最初、元気に人を誘い
サンプルを使ってコミュケーションを取りながら進めるスタイル。
これはFLORAの2回目の発表。おそらく前後半含めて
どのチームよりも人をひきつけています。
しかし結果は惜しくも特別賞を逃してしまいました。
受賞したのはこちらも明るい関西チーム。明るさと元気さに
ユーモアを入れたスタイルでした。聴衆は高校生が多かったこともあり、
完全に話術にもっていかれたようです。
今年最後の大会では完敗。手ぶらで帰ったFLORAですが
これも良い経験。話術を磨きましょう。
なお5月に学会のため徳島にきた節水メンバーは第2位を受賞。
どうやっても彼らに勝てません。
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