さて今年のFLORAは7連装のリボルバー。
水草の液肥化、富栄養化池沼の液肥化、バーミキュライトによる水質浄化と活用、
グレイウォーターの活用、砂漠でナガイモ、LED水耕栽培、超節水栽培という
7つのテーマが次々に発射されました。中には的外れや不発弾もあったようですが
七人の侍、荒野の7人たちは各自、工夫しながら諦めずに取り組みました。
では今年No.1のプロジェクトになったのはどの研究だと思いますか。
答えは一番最後の超節水栽培。少ない養液で栽培する研究が
SDGsに貢献できる技術開発だと農業と環境という各方面で高く評価されたからです。
この研究の主任研究員は女子。取材でも引っ張りだこ、なんといわれても今年のアイドル。
この研究がNo.1に選ばれたのは彼女の努力や運もありますが
今年で2年目という恵まれた背景もあるのです。
研究に着手したのは2022年の初代FLORA HUNTERS。
この年のFLORAは2名のメンバーが水の国際大会でストックホルムに出場しました。
みんなTEAM JAPANとなり2人をサポートしましたが、
今ひとつ張り合いがないので、残りのメンバーが遊び感覚で取り組んだ研究なのです。
遊びなので成功も失敗もたくさん。そのノウハウを土台としているので
彼女はみんなの一歩先を進めたのです。7つのテーマの多くは今年から始めたものばかり。
したがって来年、今年受賞できなかったメンバーが花開かせるかもしれません。