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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

開けちゃいけない玉手箱

2023年12月02日 | 研究
1週間前の話です。朝から夕方までという長丁場のコンテストもいよいよ大詰め。
表彰式となりました。この最終審査会には全国数百の中から選ばれた
大学、高校それぞれ9校が出場。つまりこの時点で全員入賞です。
最終審査ではその9校が上位の賞を奪い合うスタイル。
また結果は下位の賞から順に発表され、授与されていきます。
賞の構成は奨励賞6、優秀賞1、準グランプリ1、グランプリ1。
ということは一番最後まで名前が呼ばれなければいいのです。
この演出がドキドキ感を増幅させ、いつも大会を楽しいものにしています。
さて結果発表です。FLORAは7チーム呼ばれてもまだ名前が出ません。
もう興奮状態。しかし8番目にとうとう呼ばれてしまいました。
悔しそうな女子チームですが準グランプリ。お見事です。
昨年は3位の優秀賞、一昨年は奨励賞だったので久しぶりの上位入賞でした。
これは高校の部の記念写真ですが、審査長の右側にFLORAが笑顔で写っています。
紅葉の美しい古都、学園祭で賑わう京都大学。まるで夢の世界、竜宮城です。
すべて非日常の空間での出来事で、なんだかふわふわした感じ。
おそらく余韻を楽しみながら就寝したと思います。
しかしそんな楽しい夢の時間もこれにて終わり。
翌日、降りた八戸駅はキリッと冷えた空気。
とうとう玉手箱を開け、現実に戻ってしまいました。
なんと数日後から考査。どうするFLORA。
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みんなは一人のために

2023年12月02日 | 研究
ナガイモを栽培している男子メンバー。
先週、みんなから数ヶ月遅れてゴールしました。
しかし彼はある大会に出場するため、課題研究も放課後も練習三昧。
収穫はもちろん彼が行いましたが、忙しくて
栽培に用いた土壌の分析には手が回りません。
そんな時はFLORAの流儀「お互い様」の発動。
すでにゴールした男子メンバー全員が分析を引き受けました。
1学期は毎時間分析していたので、作業は慣れたもの。
この3つのサンプルを1時間足らずで分析してくれました。
土壌は左から培養土、シラス、ナミブ砂漠の砂。
ご覧のようにシラスは真っ白な微粉末、砂漠の砂は粒の揃った赤く小さな粒。
彼がこんな不思議な土でナガイモを栽培していたのを
初めて知ったメンバーもいて、びっくりしていました。
分析結果は予想通り、培養土と比べると何にも含んでいません。
こんな栄養分のない土壌でナガイモができるのでしょうか。
自然界ではあり得ない組み合わせ。農業でも聞いたことがありません。
今度は彼の収量調査の結果が俄然気になってきました。
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