花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

憧れるのをやめましょう

2024年01月21日 | 研究
今年度最後のビッグイベント、環境省主催の発表会まで2週間を切りました。
この大会は東北予選から1年生のJr.と一緒に参戦しています。
みんなで楽しむ目的なので発表者は3人。1人3分。
つまりボクシングの3ラウンドを交代で戦うフォーメーションです。
しかし検定で忙しい2年生は、なかなか練習できません。
そこで冗談でJr.に発表してみないかと声をかけてみました。
するとどうでしょう。ある男子が「やってみたい!」と即答するではありませんか。
引っ込み思案の名農生なのに、自ら手をあげるとは驚きです。
もしかしたら先月の東北大会で発表者として勝ち抜いた先輩が
眩しく見えていたのかもしれません。
さて忙しいとはいえ、さすがに大会が近づいてきたので、
今週から週2回練習することになりました。
発表者が全員2年生ならば課題研究の中で行えるのですが
1年生が発表者に入ると練習は放課後しかありません。仕方のないことです。
でも先輩のすごいところは、発表者だけ集まっての練習ではなく
全員で行うことにしたこと。とかく楽しさが先行してしまうJr.に対して、
発表しない先輩も駆けつけることで「やるときは一生懸命」という
FLORAの流儀を示そうというのです。「先輩に憧れて」という理由で
FLORAに入ってくる後輩は毎年います。せっかく掴んだチャンス、
憧れるのをやめて先輩と肩を並べて戦って欲しいものです。
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プロトタイプ

2024年01月21日 | 研究
ご覧ください。おかしなペットボトルだとは思いませんか。
大きなペットボトルの中に、もうひとつペットボトルが入っています。
さらにその二重のペットボトルが、板に固定されているではありませんか。
これは新しい水耕栽培装置。今までにない発想の元に製作されたものです。
完成版には、まだほど遠いプロトタイプですが
試作することで、これから正式に作る装置のイメージが湧いてきました。
さて温室が生産現場である環境システム科ですが
実際に作物を栽培するとなると、やはり4月に入らないと不安。
なぜなら年々暖かくなっている南部町ですが、霜は4月まで降りるからです。
まして燃料費の節約のため無加温で稼働している温室では、
枯らすこと間違いなし。焦ってフライングしたら元も子もありません。
いそがばまわれ。そこでFLORAは、冬のうちにいろいろアイデアを試行錯誤し
きっちり計画を立て、それに合わせた必要物品を着々と調達。
そして4月に一気に実現していくスタイルを長年とってきました。
この不思議な装置は何に使うのかは、まだ内緒。
ハイリスク・ハイリターンの雰囲気が漂っています。
ちょっと面白い一発水耕ギャグでびっくりさせたいと思います。
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