年末、FLORAは初の試みとして
2023年の最優秀プロジェクトを決め、表彰しました。
これは1年間の苦労をねぎらうとともに来年のさらなる活躍を祈ってのことです。
今年名農は80歳。記念すべき節目にFLORAの足跡をぜひ刻んで欲しいものです。
さて名農は現在、冬休み中。そんな休みに毎年行うのが次年度の計画。
とはいっても、この15年間の失敗研究を綴ったデスノートを見ながら
あれこれと妄想するだけです。しかし「とらぬ狸の皮算用」。
これがなかなか面白いのです。するとノートに面白い記録が見つかりました。
それがこの研究。2016年のJr.が取り組んでいるもので
鉢に穴を開けてはチューブを通しています。
彼はチューブに冷水を循環させ、土壌を冷やそうとしているのです。
北国の栽培施設では春先や冬場でも栽培できるように暖房装置がついています。
しかしご存知のように今は温暖化。北国青森とはいえ夏は猛暑になり
作物の生育に悪影響を与えています。つまり必要なのはいかに栽培環境の
気温上昇を防ぐかが大きな課題となっています。
この彼は鉢に穴を開けただけで、ナメコ栽培という別のテーマに移行。
せっかくの水冷栽培のアイデアは試さずにお蔵入りしています。
あれから7年、FLORAにはこれとは違う冷却アイデアも生まれています。
でもみんな一度も行われていません。
来年は先輩がやり残していた宿題にトライしてみるのも面白いかもしれません。