花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

とらぬ狸の・・・

2024年01月12日 | 研究
年末、FLORAは初の試みとして
2023年の最優秀プロジェクトを決め、表彰しました。
これは1年間の苦労をねぎらうとともに来年のさらなる活躍を祈ってのことです。
今年名農は80歳。記念すべき節目にFLORAの足跡をぜひ刻んで欲しいものです。
さて名農は現在、冬休み中。そんな休みに毎年行うのが次年度の計画。
とはいっても、この15年間の失敗研究を綴ったデスノートを見ながら
あれこれと妄想するだけです。しかし「とらぬ狸の皮算用」。
これがなかなか面白いのです。するとノートに面白い記録が見つかりました。
それがこの研究。2016年のJr.が取り組んでいるもので
鉢に穴を開けてはチューブを通しています。
彼はチューブに冷水を循環させ、土壌を冷やそうとしているのです。
北国の栽培施設では春先や冬場でも栽培できるように暖房装置がついています。
しかしご存知のように今は温暖化。北国青森とはいえ夏は猛暑になり
作物の生育に悪影響を与えています。つまり必要なのはいかに栽培環境の
気温上昇を防ぐかが大きな課題となっています。
この彼は鉢に穴を開けただけで、ナメコ栽培という別のテーマに移行。
せっかくの水冷栽培のアイデアは試さずにお蔵入りしています。
あれから7年、FLORAにはこれとは違う冷却アイデアも生まれています。
でもみんな一度も行われていません。
来年は先輩がやり残していた宿題にトライしてみるのも面白いかもしれません。
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農閑期が農繁期

2024年01月12日 | 学校
今年は暖冬といわれています。
名久井農業高校は、もともと雪の少ない太平洋側にあるので
まもなく大寒だというのに積雪はこの程度。
雪がないといえばウソですが、道路には雪がなく乾いてます。
ただし雪がないため、とにかく寒いのです。
この日は雪ではなく小雨でしたが、まるで氷雨。
春になる3月が待ち遠しくなります。
さて左は、かつての熱帯植物用の大型温室ですが、今は使われていません。
右の温室は、FLORAの本拠地である馴化温室。
こちらもナガイモの収穫が終わり、現在は誰も使っていません。
理由のひとつは暖房装置が壊れているから。
それに石油が高騰しているため、燃料代を考えると直す気にもなりません。
さらに利用する肝心の名農生は毎年冬は、
検定や学年末考査などで忙しいのです。
また現在、名農生の一部の生徒たちは海外で研修中。
名農単独で台湾に渡り、ホームステイしながら
現地の高校生たちと交流しているのです。こちらはもっと忙しそうです。
農家は夏が農繁期、冬は農閑期。しかし農高生はその逆のようです。
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