花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

スタートダッシュ

2024年01月05日 | 学校
年末年始の休みも明け、2024年のFLORAも動き始めました。
今日は地元南部町の表彰。
功績をあげた町民に町長さんから直々に賞状をいただく式典で
役場のそばのホールで開催されます。
隣町の高校に行っている同級生なども招かれることもあり
ちょっとした同窓会になることもあります。
南部町にはこのお正月に授与される賞の他に、後日行われる文化賞もあります。
FLORAは結成時から日本一を受賞すると、この賞をいただいてきました。
嬉しことに今年FLORAは、2年生4名とJr.の1名が招かれました。
今年1年間の成果。胸を張って受賞してほしいものです。
さてずらりと並んだ馬たち。昨年、FLORAダービーでともに走った相棒です。
年が明けたのでダービーのポイントはオールリセット。
新たな2024年のレースが始まります。
第1レースは本日の南部町表彰。受賞するメンバーにポイントが入ります。
面白いことに昨年大暴れした女子はお隣の八戸市出身。
大きな市には、このような表彰システムがないので
一緒に活動していながらポイントは入りません。
スタートダッシュに成功した男子たち。逃げ馬となって駆け出しました。
コメント

Think Tank

2024年01月05日 | 生物生産科
ここにあるのは妙丹柿のスライス。
妙丹柿はその昔、南部の殿様が福島から持ち帰ったといわれる
地域特産の柿です。でも渋柿なのでもっぱら利用は干し柿。
今年もニュースで干し柿作りが南部町の秋の風物詩として紹介されていました。
実は2代目TEAM FLORA PHOTONICSは紫外線による渋抜き法を考案。
すると地元の企業から技術を使わせてほしいとの依頼がきます。
しかし紫外線では色が黒くなることから、1ヶ月ほど時間をいただき
園芸科学科最後のFLORAが新たに真空パックによる渋抜き法を開発し
技術を提供します。確かささやかな記者会見を開いた覚えがあります。
さっそく地元企業は、この渋抜き法を元に新しい柿のお菓子を開発。
今は東北各地の新幹線の駅、十和田湖、
さらに南部町のふるさと返礼品にも採択されています。
そんなTEAM FLORA PHOTONICSは2018年をもって解散しますが
最終年に妙丹柿をパウダーにして和菓子に使うアイデアを提案します。
文化祭で試食していただいたところ、柿の風味と和三盆のような
優しい甘さが大好評。たくさんの方から市販化を望まれますが、
残念ながら解散となり、研究は長い間眠ることになります。
ところが2023年4月、生物生産科に食農研究班が新設。
最初の研究としてFLORAは、この柿研究のノウハウと機材を提供しました。
これはフリーズドライ加工したもの。これならきれいな粉になります。
パウダー化はまだ試行錯誤の段階ですが、ゴールが見えてきました。
FLORAのアイデアがこのように引き継がれるのは嬉しいこと。
今年も名農のThink Tankとしてアイデアを提供したいものです。
コメント