花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

試食用リンゴ

2012年09月28日 | 学校
コンテナに入っているのは「つがる」というリンゴです。
残念ながら少し小さかったり、傷ついてしまい
販売には適さないものばかりです!
またつがるは早生で品質低下も早いため
ジュースの原料にもならないそうです。
しかし味にはまったく問題ありません。
そこでこのようなリンゴは
実習にきた名農生の試食用となっています。
食材を作る人にとって
実際に食べてみることはとても大切。
旬の美味しいつがるを試食できるのは今だけです。
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ハロウィン・カボチャ

2012年09月27日 | 学校
ハロウィンは来月ですが、第2農場のガラス温室脇には
このようにハロウィンカボチャが実をつけています。
まだバレーボール大ですが、さらに大きくなるはずです。
そもそもアトランティックジャイアントなどオレンジ色の
大型カボチャは家畜の飼料用作物!
カボチャの重さを競う大会でも使われる品種です。
家畜がなくなった名農ではもう栽培されていませんが
かつては果実が100kgにもなろうというカボチャを見ることができました。
その小型版がこのハロウィンカボチャ。
時々、外部からあったら欲しいとの電話がはいる隠れた人気者です。
このカボチャは受注して栽培しているのか、はたまた名農祭にでも飾るのか?
ちょっと気になります。
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美味しい色を作る

2012年09月27日 | 学校
なぜが竹ぼうきでシルバーシートを掃いています。
このシートはリンゴ全体の着色を良くするため
光を反射する目的で敷かれています。
1週間前に設置したのですが、
リンゴの葉がたくさんシートの上に散ってしまいました!
これでは反射効果がなくなるので掃き掃除をしているのです。
リンゴには赤というイメージがあります。
その色をつけるために葉とり、シート敷き、玉まわしや
このように掃き掃除などの作業が連日続いています。
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食べられる喜び

2012年09月26日 | 学校
南郷の農場で収穫したリンゴは
糖度などの測定のため切り刻んでしまいます。
もちろん官能試験(試食)もしますが
あくまでも舌で感じるデータを得るためで楽しむ目的ではありません。
するとメンバーのおばあさんから嬉しい差し入れがありました。
カゴにはリンゴはもちろん、モモやナシも入っています!
ご好意に甘えてさっそく食べてみましたが本当に美味しい。
山の気温が果実をとても甘くしています。
日頃は草花研究を行っていますが花は食べられません。
食べられる喜びにひたった2年生でした。
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白いリンゴ研究3rdステージ

2012年09月26日 | 学校
TEAM FLORA PHOTONICS は今年も白いリンゴ研究を行っています。
1年目は「遮光と着色の関係」。
2年目は「白色の保存維持」。
3年目の昨年は「気温と着色の関係」でしたが
洪水のためすべて流れてしまいました。
そこで今年は再度、気温と着色の関係をテーマに取り組んでいます。
今回の工夫点は栽培地の標高を変えることと遮熱!
したがって袋の質を変えたり、高地で栽培をしています。
ここは南郷のある農園、メンバーの家のリンゴ園です。
なんと名農の第1農場より約250mも高い山間です。
そこで先日、今年第1号のリンゴ「つがる」を収穫しました。
残念ながら色に大きな違いはあらわれませんでしたが
試食すると第1農場のものより実がしまっているうえ
とても甘いリンゴであることがわかりました。
10月下旬に収穫予定の王林も栽培しているので
設置している気温のデータロガーはまだ回収できませんが
温度の日較差が大きいためだと推測しています。
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