CITRON RIBBON 30
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001040861_kyougetu_cr30.php
↑これ読んだんだが。
> ループする世界の中でまどかに出会ったほむらは、なんと彼女から告白されてしまいます!
> まどかの事を愛するほむらは、その愛欲のままに彼女の火照る身体を丹念に愛撫して…!?
> 膣内を舌で舐られ、愛液を溢れさせるまどかは強い快感にびくびくと喘ぎまくっちゃいます☆
> 二人の魔法少女が繰り広げる、運命をかけた魅惑の濃厚エロス漫画をお楽しみ下さいませ。
上記サイトの説明文にはかくあるものの・・・。
オチが秀逸すぎる!
ネタバレしてもいいよね?
まどかの願い
「ほむらちゃんと何度でも出遭いたい」
↓
ほむらループ脱出不可決定
ってぇ話なんだな、これが。
一般的な薄い本と同じように、この本はもちろんエロ同人誌である。
エロシーンのエロさは(大変素晴らしいというほどではないにしろ)普通を上回る出来映えくらいではあるかな。
ただ・・・。
絵の書きかたが妙に丁寧だなぁ。
薄い本の割にストーリーも意外にちゃんとしてるよなぁ。
> 201104 宮下未紀
って、先生なにやってんすかwww
野生のプロが描いたんじゃなくて、ホンモノのプロが描いたものだったという(笑)。
氏は”まぶらほ”のマンガ化で有名な方である。
ひところはドラゴンエイジの看板背負ったマンガであった。
ただ、どちらかというと氏のオリジナル作品”ピクシーゲイル”の作風により近い。
なんというかこう・・・
絵はかわいいのに、読んだ後に背筋に冷たい汗がツーッと流れるような、そんな冷徹に怖いストーリー。
そういう作風は”ピクシーゲイル”に原点が見える。
連載当時、ピクシーゲイルにキラリと光る他と違う感性があるのに気がついた人は、この” CITRON RIBBON 30”も読んでみるといいんじゃないでしょうか。
こういうオリジナルにない独自解釈を別の作家が継ぎ足したものは、うまく当たればおもしろい。
たんに薄い本にエロだけを求めるのではなくてこういう楽しみまで時に得られるのは嬉しいオドロキでもある。
いまwikiで調べると、氏は女性漫画家らしい。
一般に男性漫画家がエロ漫画を描くとエロ絵重視になり、女性漫画家がエロ漫画を描くとストーリーやシチュエーションのエロ重視になると言われている。
ホントかどうか知らんけど。
改めて見るとたしかにそんな感じがしないでもない。
パラパラっと見てハイおしまいってエロ同人誌が数多く(というか半分以上)あるが、恐らくそれらエロ同人誌に足りないものはこれなんじゃないかな。
絵がエロいんじゃなくて、ストーリーやシチュエーションもエロいという、心で感じるエロさというか何というか、そういうヤツ。
多くの薄い本とホンモノの商業誌の18禁漫画との差はここにあるのも事実なわけだし。
ここへきて女性漫画家のエロ漫画を見直してみるのもいいかもしれないとも思った。
ただ。
女性漫画家が百合エロ漫画を描くというのはどういう気分なんだろうね。
わたしは男なんだが、チ○コだけとかBLエロ漫画とかを描こうとは1ppmも思わないからさ。
http://www.saturn.dti.ne.jp/~m-miki/
↑公式サイト