2010年10月頃からだと思うが、ギリシャやばいって声はず~っと聞こえてくる。
やばいヤツには金貸したくないのは当然だ
それは金利に跳ね返る。
金利が跳ね上がり債権が暴落したら、リスクを犯して買ってもいいというヤツが現れて、そのうちワープした別の位置に均衡状態が発生する。
いまドイツの10年国債は3%くらい。
同じくユーロ建てなギリシャの10年国債は15.5%くらい。
さて、これは買い時なのか?
うまくいけば、ギリシャが破綻しなければ、ボロ儲けじゃないのか?
もちろん誰もがそう考える。
なんちゃってでもいいから、それを数字で検証してみよう。
ギリシャの債務の対GDP比は160%くらい。
ギリシャの債務が全て10年国債だったとして金利を15.5%とする(デュレーションいくつなんか知らんので)。
インフレ率やGDPの成長率は0%とする。
ECBやドイツからの特例的な低金利融資は長期的に供給されるとも思えんので、とりあえず無視する。
そうすると、1年分の金利払いは対GDP比で25%。
そんなもの払えるわけねえwww
これは破綻するか利払いカットか何かしないと絶対ダメだわ。
ギリシャ国債への投資はバクチである。
では、ギリシャ国債が魅力的に映るヤツらの目には、いったい何が見えているのだろうか?
仮に金利3%のドイツ国債を絶対安全なんものと仮定する。
そのドイツ国債との金利差12.5%で複利運用したとするとどうなるかというと。
だいたい6年で2倍になる。
ようするに単純計算でいうと、
「どうせギリシャは6年くらいで債務放棄してバンザイするだろうよ」
と市場に思われている、ということに。
10年国債とはいうものの、満期の10年後までギリシャは存在してないと思われているわけだ。
このままではどーしよーもないのは確実だが、それが6年くらいでやって来るかどうかというと・・・
うぅむ、投資としてはビミョーだ。
もちろんバンザイしたからといって債務を全額踏み倒すとも限らんし、破綻したらたぶん超低金利で超長期の債権に強制的に交換させられる(その代わり額面上の元本はそのまま)というのが落としどころになるだろうけどさ。
世の中には
「日本はギリシャのようになるぞ!!」
なんて脅かすヤツは少なからずいる。
でも、日本はギリシャとちがって、自分の国の政府が通貨の発行権を持っているので、困ったときには万札を刷って返せばいいので、ギリシャのようにお手上げ状態には絶対ならない。
でも、もし仮に条件が同じだとして、同じ計算方法を当てはめてみるとどうなるか?
日本の債務の対GDP比は200%くらい。
日本の債務が全て10年国債だったとして金利を1.2%とする。
同じくインフレ率やGDPの成長率は0%とする。
そうすると、1年分の金利払いは対GDP比で2.4%。
日本の税収が40兆円だとしてGDPが500兆円だとすると、税収の30%は利払いで消える。
とてもじゃないが今の税収だとどうにもならない。
でも、条件が同じだったとしても、対GDP比で25%のギリシャより10倍はマシである。
この数字はいかに
「日本はギリシャのようになるぞ!!」
と脅かすヤツがインチキかを物語っているとは思わないだろうか?
やばいヤツには金貸したくないのは当然だ
それは金利に跳ね返る。
金利が跳ね上がり債権が暴落したら、リスクを犯して買ってもいいというヤツが現れて、そのうちワープした別の位置に均衡状態が発生する。
いまドイツの10年国債は3%くらい。
同じくユーロ建てなギリシャの10年国債は15.5%くらい。
さて、これは買い時なのか?
うまくいけば、ギリシャが破綻しなければ、ボロ儲けじゃないのか?
もちろん誰もがそう考える。
なんちゃってでもいいから、それを数字で検証してみよう。
ギリシャの債務の対GDP比は160%くらい。
ギリシャの債務が全て10年国債だったとして金利を15.5%とする(デュレーションいくつなんか知らんので)。
インフレ率やGDPの成長率は0%とする。
ECBやドイツからの特例的な低金利融資は長期的に供給されるとも思えんので、とりあえず無視する。
そうすると、1年分の金利払いは対GDP比で25%。
そんなもの払えるわけねえwww
これは破綻するか利払いカットか何かしないと絶対ダメだわ。
ギリシャ国債への投資はバクチである。
では、ギリシャ国債が魅力的に映るヤツらの目には、いったい何が見えているのだろうか?
仮に金利3%のドイツ国債を絶対安全なんものと仮定する。
そのドイツ国債との金利差12.5%で複利運用したとするとどうなるかというと。
だいたい6年で2倍になる。
ようするに単純計算でいうと、
「どうせギリシャは6年くらいで債務放棄してバンザイするだろうよ」
と市場に思われている、ということに。
10年国債とはいうものの、満期の10年後までギリシャは存在してないと思われているわけだ。
このままではどーしよーもないのは確実だが、それが6年くらいでやって来るかどうかというと・・・
うぅむ、投資としてはビミョーだ。
もちろんバンザイしたからといって債務を全額踏み倒すとも限らんし、破綻したらたぶん超低金利で超長期の債権に強制的に交換させられる(その代わり額面上の元本はそのまま)というのが落としどころになるだろうけどさ。
世の中には
「日本はギリシャのようになるぞ!!」
なんて脅かすヤツは少なからずいる。
でも、日本はギリシャとちがって、自分の国の政府が通貨の発行権を持っているので、困ったときには万札を刷って返せばいいので、ギリシャのようにお手上げ状態には絶対ならない。
でも、もし仮に条件が同じだとして、同じ計算方法を当てはめてみるとどうなるか?
日本の債務の対GDP比は200%くらい。
日本の債務が全て10年国債だったとして金利を1.2%とする。
同じくインフレ率やGDPの成長率は0%とする。
そうすると、1年分の金利払いは対GDP比で2.4%。
日本の税収が40兆円だとしてGDPが500兆円だとすると、税収の30%は利払いで消える。
とてもじゃないが今の税収だとどうにもならない。
でも、条件が同じだったとしても、対GDP比で25%のギリシャより10倍はマシである。
この数字はいかに
「日本はギリシャのようになるぞ!!」
と脅かすヤツがインチキかを物語っているとは思わないだろうか?