教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

うかつさが許されない社会

2011-05-28 00:12:37 | 経済/経済/社会
Twitterでうかつなことを書いたがためにアディダスを1月で退職するハメになった例の某女性社員。
たしかYahoo!のトップニュースにもなっていたから皆知っていよう。

たしかにヤツはうかつである。
自分の身元が割れるような情報を書いていて、なおかつ、うかつなことを書いているからだ。

しまいにはアディダスジャパンが直々に出てきて
「スポーツブランドとしてあるまじき事であり、この事態を厳粛に受け止め、このようなことが繰り返されないよう、社を挙げて再発防止を徹底してまいります」
などと謝罪する有様である。

ヤツの退職は懲戒解雇なのか、諭旨退職なのか、処分を受ける前に自己都合退職したのか、それはわからない。
ここまで炎上してしまって後に退職を免れるのは難しかろう。

しかし!

かつて日本はうかつな発言や不謹慎発言にそこまで目くじらを立てていなかった。
昨今ではまるで日本全体が左翼のあげ足とりまがい行為をしているようで大変目に余る。



チェルノブというゲームをご存知だろうか。

チェルノブ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96

> ある日、原子力発電所の爆発事故に巻き込まれた、炭鉱夫チェルノブ。
> 九死に一生を得たが、放射線の影響で異状能力が身に付いた。
> そして謎の組織デスタリアンが、その能力を狙う。

チェルノブイリの事故は1986年。
アーケード版チェルノブの発売日は1988年。
多少なりともチェルノブイリから引用したのは間違いなかろう。

このゲームは一部では不謹慎なものではないかという議論はあった。
しかしアーケード版はそのままのさばり続けた。
いまwikiで見てみると後年にメガドラやX68kに移植もされているらしい。

これは当時の社会的には許容範囲内だったということになる。

現代は大臣が言ったちょっとしたことで超党派の辞任要求が集まりマスコミでは何日もトップニュースとして取り扱うような時代だ。
ひどいのになると、漢字が読めないだけで総理大臣失格だと報道される有様である。

その現代では、チェルノブは発売しても回収させられるハメになるのは間違いないし、
社長宅の前では報道陣が大挙して張り込みを始め、
自称人権派団体が大々的に社長の人格否定をして表にのさばる。
・・・現代はそんな時代である。

そもそも不謹慎発言を絶対に許さない連中は左翼運動団体や反日韓国人団体に多い。
不謹慎発言に対するあげ足とり報道を見ていると、どうしてもこいつらが我が物顔でのさばっているように見えて気持ち悪くてしかたがない。



チェルノブが許されても良いものかどうかはさておきとして、
日本はかつてのように不謹慎発言に多少は寛容であっても良いのではないだろうかと思う。