昨日は4月最初のお稽古、濃茶 貴人清次。
貴人様とお供に濃茶を差し上げるというお点前。
貴人様には貴人台、お供の方へは楽茶碗の2碗で濃茶を練る。
茶杓の銘
濃茶: 彩雲、春雷
薄茶: 花筏、佐保姫
4月になり、お茶室のしつらえが釣り釜から羽釜へ変わっていた。
四月に入りますと、暖かくなり炉中の炭火を少しでも客から遠ざけ、茶席内の温度を上げないようにする為に透木を使います。透木とは炉壇と釜との間にのせる拍子木に似た木片のことで、透木用の釜は主として羽根の付いた平釜が用いられます。
<http://www.wanogakkou.com/life/00400/00400_001_08.html>より
吉野太夫が好んだ茶室の丸窓(吉野窓)を取り入れた棚で、勝手付に障子がはめられていて客付には丸窓がくりぬいてある。
圓能斎のお好みとか。
通年で使える棚なのだと思うけど、桜といえば吉野山ということで、この時期に使うことが多い。