茶わん蒸し1個で おなかがいっぱいになる母でしたが
先週は、茶わん蒸し半分ほどで、ご馳走様です。
喉ごしの良いものが、食べやすいようです。
「平穏死」石飛幸三医師著によれば、
「食べないから死ぬのではない、水も食べ物も 必要がなくなる。
欲しくなくなるのだから、食べなければよいだけ
そのうち眠くなって夢見心地」とありました。
苦しくないと聞くと 気持ちが楽になります。
父の指先の血で 血糖値を測定するのが
気が重くてストレスでしたが、
「そんなには痛くない」と父から教えてもらって
安堵したことを思い出します。
8月15日の早朝に救急車を呼んだ時
母の異変を感じ取って覚悟した私は
9月14日に退院するまでの1ヶ月も
9月14日から始まった在宅療養の日々も、
おまけの時間に感じています。
その時が、いつ来ても大丈夫
何が起きても 順調
家族はそう思って過ごすのがよいと教えてもらいました。
伯母は、病院ー施設ー病院。
父は、自宅療養ー病院。
実家での看取りは、私にとってチャレンジでした。
COVID19感染で、施設や病院が「面会禁止」でなかったら
小心者の娘は 躊躇しますから
母にとっては、ラッキー!だったかも。
自宅は危険ですが、自由で最高です。
病室では、テレビを操作できなかったので見れませんでした。
好きな時に観たいテレビをつけて
眠くなったら寝て。
好きな物だけ食べて、嫌いなことなら断わって。
帰省してきた家族や、姉妹とも再会できました。
訪問医療のクリニックから、新型コロナウイルス感染予防のために
<県外の人は、15分間の面会>を勧められましたが、
結局、妹や叔母の滞在中は、普通に接してもらいました。
そのために 自宅へ戻ってきたのですもの。