Michael Kenna IN HOKKAIDO
美瑛では当然手に入らないもので、先日の上京時に購入してきたもの。
手の込んだ洒落た表紙になっていますが、シンプルでも良いのでもう少し安価にしていただきたいというのが率直な感想。
しかし内容はというと、卓越された感性と表現テクニック、また端正な画面構成はさすがに見事です。
このような写真をカラーフイルムで撮れたらと常々思っていますが叶いません。(あたりまえか・・)
以下HPより引用。
「世界でもっとも重要なランドケープ・フォトグラファー、マイケル・ケンナは1953年、イギリスの北部工場地帯、ランカッシャ―に生まれ育ちました。
1977年よりアメリカに渡り、写真家としての活動を始め、現在に至ります。
主に夜明けか日没の頃に撮影されるモノクロームのケンナの風景写真は、伝統的でストレートな技法、構成によって表現されています。しかし、それらの作品はミステリアスで、現実を離れた異次元空間を錯覚させるものがあり、なおかつクラシカルでロマンティックな叙情に満ちています。
また、光と大気の微妙な変化がそのまま写真の粒子とトーンになって 焼き付けられたような画面はイギリス風景画の伝統を感じさせるでしょう。」