菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

<整いました>

2022年12月31日 | 暮れ・大晦日
今年も残すところあとわずか。
あっという間に一年が過ぎてしまいました。
今年一年、つまらない写真(食べ物が中心ですが)や話題にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
北海道では一日早く、大晦日から宴を始める習慣があるので、ぼちぼち抜栓の儀に入ります。笑
2023年という年も、皆様にとりまして更にすばらしい年になりますよう心よりご祈念申し上げ、今年一年のお礼とさせていただきます。









恒例の第九、聞き比べ

2022年12月31日 | コンサート
大晦日、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私はこの時期恒例となっている第九の聞き比べを朝からやっています。(ちょっと興奮して長文になっています。汗)
最近はYouTubeで様々なオーケストラがアップしているので、容易に聞くことができます。(音は今ひとつですが・・)
今回の第九は、小澤征爾+ラデク・バボラーク指揮の水戸チェンバーオーケストラです。(Ozawa & Radek Baborák - Mito Chamber Orchestra)
データを見ると2020年にアップされたものですから、比較的最近の小澤征爾の指揮になります。
ただし、1、2楽章はラデク・バボラークが振って、3、4楽章から小澤が交代するという変則スタイル。
バボラークは元々ホルン奏者ですが指揮者としても活動しており、後半はステージでホルンを吹くといういわば二刀流のようです。
1、2楽章は極めて丁寧な演奏で、少し緊張している趣。
当初は全体的な迫力が欠けると思ったのですが、ここはチェンバーオーケストラなので致し方ないところ。
むしろ小編成ならではの響きが心地よく聞こえてきました。
特にベートーベンらしい管楽器の絡みが素晴らしい。
もしかしたらベートーベンの時代は、これよりも少人数だったかも知れません。
3楽章からはいよいよ小澤が登場。
滑らかな滑り出しは流石に水を得た魚のようで、豊かな音色と音楽性に満たされ最高の演奏でした。
4楽章はソリストがいずれも素晴らしい。しかも合唱もかなり良い響き。
日本の合唱団で、これほどまでに透き通った第九の合唱を聴けるのは珍しいかも知れません。
小澤も興奮してくると立ち上がって棒を振るほど。
それに応える楽員達には感動します。
こんな演奏会があるんなら事前に調べておき聞きたかったな。
来年はしっかりとリサーチしておこう。

最後にどうでも良いのですが、カメラアングルが悪すぎて画面を見ながら聞くとイライラしてきました。
正面からのカメラが全然ステージとずれてるし、良い場面でソプラノが半分欠けている。
事前にセッティングしてのフィックス撮影だったのでしょう。
スタッフ不足か、これはいただけないな。
YouTubeのコメント欄を見たら、やはりカメラ最低というコメントが載っていました。
世界に誇れる良い演奏しているのに、映像がこれじゃ駄目だ。(怒)

それはさておき、さすがは世界の小澤征爾。
ありがとうございました。

PS,
小澤先生、総譜をめくるときに、人差し指や親指をペロッとなめるのはやめましょう。笑


<引きの映像が、すでにセンターと天地がかなりずれている>


<指揮者兼ホルン奏者、ラデク・バボラーク>


<左端のソプラノがいつも切れる>