2024年も今日が最後。
大晦日といえば第九ですよね。
ここ2〜3日、ながら聴きでしたが4〜5人の指揮者を聴きました。
その中でも今年はこの方。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 指揮 ヘルベルト・ブロムシュテットです。
マエストロはすでに97歳。
まだまだ現役です。
指揮棒を持たない指揮者としても有名です。
ブロムシュテットの指揮は、第九の構造やベートーヴェンの意図を深く掘り下げている感じで、決して奇をてらった表現ではなく、第九自体の内面的な力を引き出しています。
オーケストラと合唱のバランスを完璧に保ちながら、楽譜に忠実な演奏をしているといったイメージで、とても好感が持てます。
「第九」のような作品では、特に歓喜や希望という普遍的なテーマを表現する必要がありますが見事でした。
また、彼の人柄でしょう、温かみが演奏にも反映され、オーケストラの楽員ものびのびと演奏しているのがわかります。
フィナーレが終わっても、すぐにブラボーコールが出ないのも、観衆が音楽に浸っていたから言葉が出なかったのではと感じられました。
まさしく神演奏。
ベートーヴェン、ブロムシュテット、そしてプレーヤーに感謝です。
今日はもう一度聞きます。
Beethoven - Symphony No.9 | Herbert Blomstedt | HD
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