菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

雨の中

2009年07月19日 | Weblog
 
今日は終日雨。
気温も朝方より低くなったのか、長袖のシャツに着替え上に一枚はおりました。
この3連休は、美瑛・富良野地区にとって1年を通じて最も賑わう時。
この天気では観光客はもちろんのこと、観光業に携わっているものにとっても大打撃です。

そんな雨の中、赤麦の取り組みについて、本州から視察に来られた団体がありました。
「にぎわい再生プロジェクト委員会」。
生憎どしゃ降りのため畑に入ることが出来ず、赤麦の見えるマイルドセブンの丘までバスで登り車中からの鑑賞となってしまいました。
この雨で色あせてしまった赤麦でしたが、会長の説明に皆真剣に聞き入っていました。
地方ではどの町でも過疎化が進み、おまけに高齢化。
如何にしたら以前のような賑わいを取り戻せるのか深刻な問題です。
美瑛町でも人口流出は続いていますが、移住してくる人も多く他の町と比べるとまだ恵まれています。
そして年間100万人を超える観光客のお目当てはというと、もちろんこの丘の景観。
低温、長雨で農家も大打撃。
早く本来の夏に戻ってもらいたいと節に願っています。

(この道路は大型バスは入れませんが、町役場より特別に許可をいただいています。)

TVアテンド

2009年07月18日 | Weblog
 
昨日の天気が嘘のように、今日はまた雨になってしまいました。
それにしても昨日は興奮続き。
照英さんとの共演(ちょっと違うでしょ)もそうでしたが、やはり天気が良いとみんなをハッピーにしてくれます。

この写真はやはり昨日のお昼頃のカット。
地元、NHK旭川さんが取り組んでいる、ドキュメンタリー番組制作中のワンシーンです。
今年1年かけてのロングロケですが、連作障害などを起こさないようにどのような取り組みを行っているかなど・・の内容で、私も参画させていただいています。
放映は今年の暮れか年明けとのことでまだ先ですが、全国放送ですので楽しみにお待ち下さい。
詳細は何れご案内いたします。

写真左、小型ハイビジョンカメラをトラクターに取付中の映像カメラマン。
写真右、緑肥として植えているからし菜畑。トラクターで刈り込み再び土に戻します。

撮影終了

2009年07月17日 | Weblog
 
今日は快晴。
昨日ブログでの祈りが通じたのか、この夏最高の気象条件。
澄み渡る青空とこの時期には滅多に見ることの出来ない十勝岳連峰までクッキリと顔を出してくれました。

今日はそんな最高の条件での赤麦TV撮影に成功。
ナビゲーターに俳優の照英氏を招いてのロケ。昨日から天候状態が一番の気がかり材料だったのですが、一転天が味方してくれました。
氏も美瑛訪瑛は初めてとのこと、まるでヨーロッパのような丘の一角に朱色に染まる赤麦畑を見てかなり興奮気味。
今シーズン最高条件の赤麦を見てもらうことが出来て、メンバー一同ホッとしているところです。
明日からまた天気が崩れるとのこと、今年の赤麦は今日で見納めとなりました。

照英氏のオフィシャルブログはこちら

梅雨空

2009年07月16日 | Weblog
 
今日も雨、雨、雨
予報では午前中で上がると言っていたのに、お昼を過ぎてもまだパラパラ降っています。
気温も低く肌寒い感じですが、それでも37度よりはまだましか。
(該当地域の方々ゴメンナサイ)
今年はどうしたことか、北海道の雨量は例年の3倍以上、深刻なのは日照不足です。
豆などは例年ですと葉が生い茂って、土が見えなくなる時期ですがまだまだ畝が見えています。

この写真は少し前に撮影したカット。
こんなスキッとした空に早くなってくれないかな~。

CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F11 AE

赤麦色づく

2009年07月15日 | Weblog
 
赤麦が色づきました。
この写真は昨日の夕方に撮影したカット。
茎の部分もほのかな朱色をおびてきて、とても綺麗な状態です。
見頃はこれから3~4日がピーク。
この状態で真っ赤な夕日でも差し込めば、まさしく「麦秋鮮烈」の世界が再現されます。

と、期待したいところですが、今日はまたしても雨。
しかも風もそうとう強いです。
明日からは俳優の「照英」さんも美瑛入りし、「素敵な宇宙船地球号」も最終撮影に突入。

赤麦よ、今日の風雨には是非とも耐えてくれ。

CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F11 AE

麦秋の頃

2009年07月14日 | Weblog
 
今日は予報以上の快晴となりました。
久しぶりに白い雲が浮く美瑛らしい青空。

小麦が一気に色づき始めました。
まさしく麦秋の頃。
1年で最も艶やかな丘の表情を見せてくれる季節に入ります。

CANON EOS-5DMark2 EF24~105mm F16 AE

赤麦の刈り取り日

2009年07月13日 | Weblog
 
今日も雨。
時折どしゃ降りになり、益々赤麦が心配です。
生産者の高谷氏に電話で問い合わせたところ、やはり以前から弱くなっていた手前の部分は倒れ始めたとのこと。
夕日があたる頂上付近が最後まで無事であってもらいたいところです。

このところ刈り取り日の問い合わせが多くなってきました。
おおよその日程は20日~25日頃。
これ以上正確には申し上げられません。
意地悪でも何でもなく、これからの気象条件でその日程がめまぐるしく変わってくるからです。
特に穂の乾き具合が一番重要とのこと。
今日も生憎の雨ですし、水曜日頃はまた崩れる予報が出ています。
乾燥状態、気象条件、様々な要素が影響するものと思われます。
我々メンバーももちろん予測が付かず、毎年のように「今から刈り取るから」という電話が入って、運が良ければ立ち会えるといった状態です。
あしからず。

写真は2007年の赤麦
CANON EOS-5D 17~40mm F16 AE RAW

カレンダー

2009年07月11日 | Weblog
 
今朝の最低気温は9度。
涼しいを通り越して寒い。
そういえば3年くらい前もラベンダーの撮影に出掛けた際、寒すぎてウィンドブレーカーをはおって撮影したことがありました。
北国ではそう珍しいことではありません。
それでも農作物にはかなり影響すると見られます。

このカレンダーは2010年版の中の1枚。
先日撮らせていただいたTさん宅のシャクヤク畑である。
来年版の5月に使わせてもらい、出来上がったので早速お持ちした。
「いや~、うちの畑がこんなに綺麗だったんかい。やっぱり写真屋さんが撮ると違うね~。うちの宝もんになる。」
と、喜んでいただいた。

カレンダーやポスターなどに使わせていただくカットは、畑のオーナーさんには出来る限りご挨拶に伺うようにしています。
主役は写真家ではなく、当然のことながら丘の風景画家こと農家の方々です。


じゃがいも満開

2009年07月10日 | Weblog
 
今日も朝からどしゃ降りです。
週間予報では大きな崩れは無いといっていたのも束の間、一転大雨注意報が出ています。
事務所脇の畑は今年は小麦なのですが、今朝と一昨日の雨とでだいぶ倒れてきているのがわかります。
小麦は熟れる前、つまり今の時期が一番穂の水分が多く重くなっている状態。
雨風が大敵で、今後の降り方が気になるところです。

ジャガイモの花が満開になっています。
昨日は青空も出たので時間を見て丘を回ったのですが、状態は余り良くありません。
経験からすると、花芽を付け始めた頃に雨にあたると咲具合が悪くなる傾向にあるようです。
明日明後日は晴れの予報。
写真のような美瑛らしい見事なジャガイモの花を期待したいところ。

Hasselblad 503C/W,Sonnar 150mm,1/4sec. f/22 RVP