22歳の秋、京都まで買いに行きました。
指輪です。
その時に買ったのが、婚約指輪。
当時の薄給の若者にとっては、結納金・婚約指輪・結婚指輪は
ものすごく大変なことでした。
さて、その婚約指輪です。
当時は、決まったように立て爪で、ダイヤモンドが乗っています。
これ。
しっかりとした鑑定書付きです。
この指輪をはめたのは、2回らしい。
もう数十年前のこと。
今は、指に合わないし、立て爪の指輪なんて、する時がない。
そんなことで、引き出しの奥に数十年眠っていた模様。
さて、6月に娘の結婚式を控えています。
そこで、その指輪に日の目が当たりました。
せっかくダイヤの指の輪があるのだから、なんとかならないか。
それがリフォーム。
もちろんそんなことをしたことがない。
そのため、まず市内の宝石を扱っているお店で聴きました。
すると、奥さんは2~3万円でできるのかな、と思っていたらしいですが、
その10倍ほどと言われました。
もう\(◎o◎)/!
そうなると、私に調査の依頼が入りました。
どこかリフォームをしてもらえる店を探すこと。
そこで、調べました。
真剣に調べました。
いろいろとお店があります。
その中で、ここだ、と決めました。
それが、大津市にある斎藤宝石さん。
ホームページを熟読して決めました。
婚約指輪とその他諸々を持っていきました。
そして、若い店主と打ち合わせ。
なかなかリフォームデザインが決まりません。
3パターンに絞り、やっとで決まりました。
さてさて、そこでお値段です。
怖いなぁ~。
と、思いきや、思っていたより5割安い。
この斎藤宝石さんは、職人さんです。
ダイヤ・リングの地金をもちろん使います。
そのため、場合によっては、加工賃だけで済みます。
今回奥さんが決めたデザインでは、石(ダイヤ)はそのまま使用。
地金(プラチナ)は、元のリングを使い、不足分を足します。
そうなると、地金追加分と加工賃が代金になります。
その代金が、なんと当初予想していたより、5割ほど安い。
それだけでもうれしいのですが、その時に持参した18Kの指輪やネックレス。
それも、引き取ってもらえることになりました。
しっかりとした金の相場から重さに合わせて計算。
すると・・・。
まったく予想していなかった価格が出ました。
持って行ったもの全部を足すと、なんとリフォーム代金を越えてしまいます。
買取はできないので、ネックレス一つは引き上げました。
それで、最終の追加が2万円。
なんと!
決まりです。
それからは、注文書等を交わし、依頼しました。
あとは店主の父、この方が創業者で、気楽に長話し。
このお店は、工房が主のため、ブランドにこだわらず、
品質を求めるのなら、市価より無茶苦茶安くなります。
いい話ができました。
これは、友人知人に勧める価値ありです。
そんなことで、約40年前の立て爪ダイヤの婚約指輪が、
4月には生まれ変わります。
奥さんが悩んで、とても気に入ったデザインです。
そして、とてもお安くできたので大喜び。
女ごごろですね。
これで、娘の結婚式の指輪のめどが立ちました。
いずれ、娘に引き継いでいく予定です。
安月給で無理して買ったダイヤの指輪。
今になって、日の目を見ることになります。