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ウコンザクラ(鬱金桜)というのは珍しいのだそうだ。
私が週2日から3日、深海のロボット作るために通っている海技研の構内に、今、咲き誇っている。
この桜は、黄色の花をつける。
一見地味だが、よく見ると趣がある。
ネットを見ると面白いことがたくさん書いてある。
別名を黄桜とも言い、江戸時代から風情あるものとされたらしい。
河童の絵で有名な伏見の清酒「黄桜」もこれに因んでいる。
現在、日本で確認されているのは、わずか27本と書いてある。
本当だろうか。
ここ海技研には、3本もある。
花は、黄色から次第に桃色に変化し、美人桜とも言われるようだ。
ここに通うようになったおかげで、これまでに知らなかった桜に出会えた。
来年の開花時に来ることができたら、樹下で黄桜を飲んでみよう。
そう言えば、先日の飲み会で、ブライアンが店の女将と約束をしていた。
彼の絵の展覧会を、祇園歌舞練場でやるのだそうだ。
舞妓や芸妓で、さぞかし賑わうことだろう。
数年前には清水の舞台を借り切って展覧会をした絵師だから、不可能ではないだろう。
何事も挑戦する。
アメリカ人だからできる技かも知れない。
私なんか、手間を考えただけで腰が引けてしまう。
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