今日、数多くの人々に見送られて、自律型水中ロボット淡探が滋賀から東京へ旅立った。
2000年3月に進水した淡探は、この15年間に実に多くの仕事をしてくれた。
このことはほめてやってもよいのだろう。
何のために、このようなロボットをびわ湖に浮かべたのか。
そのことを正しく理解することは難しいかもしれない。
でもそれは仕方のないことだ。
この世の中はいつもそのようなことの繰り返しだからだ。
ゴッホでも、生前に売れた絵は1枚しかなかった。
本来、淡探こそは、琵琶湖博物館で大切に保管されるべき至宝だったのだ。
私は、このロボットに心からエールを送りたいと思っている。
これからは、新たな世界で頑張ってくれることだろう。