房ちゃんが東京へ来ていると、連絡をくれた。
房ちゃんは、京都でアルバイトをしていた洋食店のバイト仲間で、
現在は看護学校の三年生。
その時はまだ入学したばかりだった彼女も、ついに来年卒業だという。
時が経つのは本当に早い。
延べ一年近い病院での実習を終え、房ちゃんは前よりすっかり落ち着いていた。
様々な経験を経て、ずいぶん大人になられたのだろう。
かなりお姉さんの私はというと、
二年ぶりに京都の友人が訪ねて来てくれたにもかかわらず、
彼女が来るギリギリまでワンピースの新刊に夢中で
行くお店も何も、全く考えていなかったというのに。
重い荷物を持ちながら、行くあてもなく銀座の街をぶらついて、
西大路七条の南角の京都銀行が新しく建て変わったこと、
友達のYちゃんが相変わらず彼氏とうまくいっていること、
新米コックだったO君がこの夏からフライパンを振り始めたこと、
西院の街がグッと賑やかになったことを教えてくれた。
私がお芝居を辞めていたら「どうしようか」と思っていたそうだ。
続けていて良かった。
「人、多いなあ」と言う彼女に、
「週末の銀座だからね」と偉そうに答えた。
結局変なタイ料理店にたどり着いて、
変なお店だったけど、房ちゃんはとても喜んでくれている様だった。
何だか初めて行った気がしない、懐かしい感じがした。
房ちゃんは、京都でアルバイトをしていた洋食店のバイト仲間で、
現在は看護学校の三年生。
その時はまだ入学したばかりだった彼女も、ついに来年卒業だという。
時が経つのは本当に早い。
延べ一年近い病院での実習を終え、房ちゃんは前よりすっかり落ち着いていた。
様々な経験を経て、ずいぶん大人になられたのだろう。
かなりお姉さんの私はというと、
二年ぶりに京都の友人が訪ねて来てくれたにもかかわらず、
彼女が来るギリギリまでワンピースの新刊に夢中で
行くお店も何も、全く考えていなかったというのに。
重い荷物を持ちながら、行くあてもなく銀座の街をぶらついて、
西大路七条の南角の京都銀行が新しく建て変わったこと、
友達のYちゃんが相変わらず彼氏とうまくいっていること、
新米コックだったO君がこの夏からフライパンを振り始めたこと、
西院の街がグッと賑やかになったことを教えてくれた。
私がお芝居を辞めていたら「どうしようか」と思っていたそうだ。
続けていて良かった。
「人、多いなあ」と言う彼女に、
「週末の銀座だからね」と偉そうに答えた。
結局変なタイ料理店にたどり着いて、
変なお店だったけど、房ちゃんはとても喜んでくれている様だった。
何だか初めて行った気がしない、懐かしい感じがした。