平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

旅立つ息子へ

2021年03月28日 23時59分38秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、名古屋で映画を4本観ました。
金曜日に2本観れたおかげで、なんとか一日で収まりました。
5月まては研修があるので、うまく活用していきたい。
いや、その前にちゃんと研修をこなすほうが大切ですけどね。
今日の1本目は、「旅立つ息子へ」。
脚本家の父親と自閉症の弟がモデルとなっており、
事実に基づいた作品だったし、そうでなくてもこの映画は観ると思う。


内容は、息子のために人生をささげる父親と、そんな父の愛情を受け止める青年の絆を、
実話をもとに描いた人間ドラマ。自閉症スペクトラムの息子ウリの世話をするため、
売れっ子グラフィックデザイナーというキャリアを捨て、田舎町でのんびりと暮らしている
アハロン。別居中の妻タマラは息子の将来を心配し、全寮制の特別支援施設への入所を決める。
定収入がないアハロンは養育不適合と判断され、行政の決定に従うしかなかった。
しかし入所当日、大好きな父との別れにパニックを起こす息子の姿を目の当たりにした
アハロンは、自分が息子を守ることを決意し、2人の逃避行がはじまる。


愛する息子を背中を押して見送る父親の話しなんだが、観ていると自閉スペクトラム症の息子を、
世話をすることを口実に世間から逃げてる父親の姿も見えてくる。息子への愛ゆえに、その愛が
息子の成長を止めているようにも感じてしまった。一緒に旅するなかで、父親もうっすらとそれに
気づいていく。本当なら普段の生活の中で気づけることかも知れないが、父親は、あまりに愛する
あまり息子を2人だけの枠から出ないようにしていたようにも感じた。自閉スペクトラム症のことを
考えればやむを得ないのかも知れないが、別れた妻の台詞ではないが「あなたに何かあったらどうするの?」
これにつきる。ラストは予想どおりだけど、父親の人生に切なさを感じた。







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