ラン科ツレサギソウ属の「ツレサギソウ(連鷺草)」。草丈は40~60センチになり5~6月に花序に10~20個の花を付ける。この様子をシラサギが連れ立って飛ぶ様子に見立てているが“天使”の姿にも見える。背萼片と側花弁は兜状になり側萼片は天使の羽のように後方に反り返る。唇弁は下垂して距は後方に水平に伸びている。
ラン科ツレサギソウ属の「ヤマサギソウ(山鷺草)」。山野の陽当たりの良いやや湿った場所に生育する多年草で草丈は20~40センチ。初夏に花茎に長さ2~3センチの花を10数個付ける。側萼片が上方に伸びバンザイのようになり唇弁は下垂する。距は後方に水平に伸びている。この姿をサギに見立てているが、写真の花は『なんじゃ、こりゃ?』と驚いているように見える。
イノモトソウ科(←ホウライシダ科)ホウライシダ属の「クジャクシダ(孔雀羊歯)」。去年、在り処を見つけて今春からその成長を観察してきた。写真は赤紫色だった新葉が成葉になり緑色に近づいてきた。孔雀が花を拡げたような美しさに魅せられる。