湯殿川"住吉橋”付近で見掛けた「イソヒヨドリ(磯鵯)」。名前の通り海岸の磯に多く生息し大きさがヒヨドリくらいなので名付けられているがヒヨドリとは異なりヒタキ科イソヒヨドリ属の留鳥。建造物を磯の崖に見立てて市街地にも進出しているという。渡り鳥ではないので夏でも出会う機会はある。
ムラサキ科サワルリソウ属の「サワルリソウ(沢瑠璃草)」。日本固有種で本州以南の山地の沢沿いの木陰などに生育している。草丈は50~60センチで5~6月に茎の上部に巻散(けんさん)花序(=さそり形花序)を出して長さ10~15ミリの白色~淡青紫色の花を数個咲かせる。これは高尾山系のもの。
クマツヅラ科イワダレソウ属の「ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)」。南アメリカ原産の常緑小低木で、地を這うように枝を伸ばし初夏~秋に掛けて直径1センチほどの小さな花をたくさん咲かせる。植物観察を始めた頃、この花を近くの別所やまざくら公園で初めて見てその名前を探すのに苦労した記憶がある。ガーデニングではグランドカバープランツとして重宝されている。拙庭は20年以上ずっと芝を敷いているが、今回アクセントとして庭の隅にこの花を植えてみることにした。写真は町田市の谷戸付近の道路脇に植栽されているもの。