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シダレヤナギ・2~せせらぎ緑道

 別所公園付近の“せせらぎ緑道”に植栽されている「シダレヤナギ(枝垂れ柳)」。ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で雌雄異株。川沿いや湿地を好み街路樹としても利用されている。写真は雄花序で長さは3~4センチ。花柄の基部には3~4枚の小葉が付いている。昭和時代には東京の銀座の柳が多く歌謡曲で歌われていたが、今の銀座通りには川が無くヤナギも次第に消えていった。

♪♪ふたりだけのところを
  だれかに見られ
  うわさの花が咲く銀座
  一丁目の柳が ため息ついて
  二丁目の柳が ささやいた
  あなたの愛が 目をさます
  銀座、銀座、銀座、銀座、銀座、銀座
  たそがれの銀座
(『たそがれの銀座』 作詞:古木花江
作曲:中川博之 歌:黒沢明とロスプリモス 昭和43年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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ソメイヨシノ・2~7分咲き

 都心の開花から4日遅れて3月24日に開花した拙庭の「ソメイヨシノ(染井吉野)」。都心では既に満開になっているがこれは7分咲きと言ったところ。ちなみに“満開”とは8割以上が咲いた状態なので我が家もあと1~2日だろう。この樹はここに住み始めた時にヒョロヒョロとした苗木を植えたものであっという間に大きくなった。止む無く時々剪定せざるを得なくなり私は“桜切るバカ”である。ソメイヨシノはバラ科サクラ属の落葉高木。
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ホシザクラ・2~開花

 ソメイヨシノよりも少し早く咲き始める「ホシザクラ(星桜)」。バラ科サクラ属の落葉小高木で八王子市、町田市、多摩市の一部に生育している。萼片の形が直線で描いたような星形に見えることから名付けられているが、同名の園芸品種との混同を避けるために最近は「タマノホシザクラ(多摩の星桜)」とも呼ばれている。マメザクラとエドヒガンの自然交雑種と考えられており3倍体のために種子はできない。個体数は約180本が確認されているが、挿し木などで保存、株数増加を図っている。先日の『出没!アド街ック天国』でも紹介されていた。
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ヤブザクラ・2~開花

 バラ科サクラ属の「ヤブザクラ(藪桜)」。マメザクラ(豆桜)とエドヒガン(江戸彼岸)との自然交雑種と考えられており関東地方西南部、特に多摩丘陵に多く自生している。染色体はマメザクラからの16本とエドヒガンからの8本の合計24本で3倍体のために種子はできない。マメザクラのようにやや下向きに咲きエドヒガンのように萼筒の膨らみがある。
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コヒガンザクラ

 多摩都市モノレール“松が谷駅”付近の林縁に咲く「コヒガンザクラ(小彼岸桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木でエドヒガンとマメザクラの系統の園芸品種。ホシザクラやヤブザクラの両親も同じ組み合わせだがそれらは自然交雑に生まれたと考えられている。
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虫・3~テングチョウ

 奥高尾“もみじ台”の階段で見掛けた「テングチョウ(天狗蝶)」。タテハチョウ科テングチョウ属で頭部の触角に前面に長く伸びるパルピ(下唇髭)と呼ばれる突起があり、これを“天狗の鼻”に見立てて名付けられている。低山地の雑木林に生息し成虫のまま越冬し早春から活動する。盛夏には休眠するようだ。高尾山は天狗で有名だが高尾山に相応しい蝶のようだ。
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マメザクラ・2~萼片

 長池公園“中央園路”で見られる「マメザクラ(豆桜)」。バラ科サクラ属の落葉小高木で富士山周辺や箱根などに多く自生していることから「フジザクラ(富士桜)」や「ハコネザクラ(箱根桜)」の名前もある。樹高は低くヤマザクラのような大木にはならない。また下向きの咲く花は枝にまばらに付きエドヒガンやソメイヨシノなどの華やかさは無いが風情のある咲き方ではある。マメザクラの萼筒はエドヒガンのような膨らみは無くまたヤブザクラのような萼裂片の縁の鋸歯は無い。
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野鳥・16~アオジ雄

 片倉城跡公園付近の野道で見掛けた「アオジ(青鵐・蒿雀)」。ホオジロ科ホオジロ属で体長は15~16センチ。スズメより少し大きい。オスの目の周りは黒く頭は濃い緑褐色になる。胸から腹に掛けては黄色と黒色のまだら模様になっている。植物の種子を探して地上を歩いているため枯れ草に紛れて気付きにくい。
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ユリワサビ・1~日本固有種

 奥高尾の登山道で多く見られる「ユリワサビ(百合山葵)」。アブラナ科ワサビ属の多年草で花径は1センチほど。アブラナ科らしい十字花になる。日本固有種で本州以南の山地の沢沿いなどに生育している。葉はハート形で鋸歯があり、嚙んでみると仄かな辛みを感じる。
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ハクモクレン・2~満開

 宮上小学校横の遊歩道で満開になった「ハクモクレン(白木蓮)」。モクレン科モクレン属の落葉高木で早春に葉が展開する前に純白の大きな花を枝いっぱいに咲かせる。花被片は9枚で萼片と花弁の区別はつかないが、3枚の萼片と6枚の花弁とも考えられる。同じ時期にコブシも開花しているが、ハクモクレンの花が全て上向きになるのに対してコブシの花は上下左右色々な向きになる。この道を少し進んだところにハクモクレン並木があるが定期的な剪定のせいか年々花が少なくなっているように思える。
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