1949年のアメリカ映画です。
実話に基づいた戦争映画の傑作です。
人情派の司令官の元で戦果が上がらなかったアメリカ軍の爆撃機の連隊に、新しい連隊長が赴任します。
彼は、非情と思えるほどの厳しい姿勢で、連隊のメンバーを鍛え直します。
隊員たちは反発しますが、連隊長は公私の区別なく厳しい態度でのぞみます。
連隊は徐々に成果が上がっていくのですが、そのために連隊長ははかりしれないほどのストレスを受けてしまいます。
ドイツへの直接の爆撃が始まり、非常に困難な爆撃の当日、とうとう連隊長は心身に以上をきたし、一緒に出撃できなくなります。
爆撃を成功させ、連隊の爆撃機が21機中19機も帰還できた時、連隊長はようやく安心して眠りにつけます。
戦争に限らず、困難な状況におけるリーダーシップのあり方について考えさせてくれる作品です。
若者たちをどうしたら一人前に成長させることができるかについて、たくさんの示唆に富んでいます。
もちろん、現代の若者たちとは気質も考え方も大きく異なりますが、部下との距離の取り方などでは、今のマネージメントにおいても参考になる点があるのではないでしょうか。
映画の大半は基地内でのシーンですが、空中戦などのシーンでは、実際のアメリカ軍やドイツ軍が撮影した映像が使われていて、リアリティを高めています。