1960年公開のイタリア・フランス合作映画です。
巨匠フェデリコ・フェリーニ監督が、マルチェロ・マストロヤンニの演じるゴシップ記者の目を通して、ローマの、特に上流階級の退廃した生活を描いています。
1950年代のフェリーに作品と違って、社会批判や風刺の力は弱くなっていて、フェリーニ好みの絢爛たる映像美が目を引きます。
この変化の象徴として、かつては私生活でもパートナーのジュリエッタ・マシーナのような決して美人でない演技派の女優が主人公だったのに対して、この映画にはたくさんの美人女優が出演しています。
中でも、アニタ・エグバーグ演ずるアメリカ女優は群を抜いてゴージャスで、彼女とマストロヤンニが、あのトレヴィの泉で戯れるシーンは有名です。
ちなみに、有名人を追い掛け回すゴシップカメラマンのことをパパラッチと呼ぶようになったのは、この映画で同様の仕事をしている男の役名パパラッツィオからきていると言われています。
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