現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

翔んで埼玉

2024-09-24 09:05:00 | 映画

 2019年に公開されたパロディ映画です。
 1982年から1983年にかけて、「花とゆめ」の別冊に連載された、パタリロで有名な魔夜峰央のパロディ漫画を実写化しました。
 埼玉を徹底的にディスることで、逆に埼玉愛を喚起するとともに、極端な東京集中の現代日本を強烈に風刺しています。
 原作がベルばら調をデフォルメしたタッチなので、映画は宝塚調をデフォルメしています。
 二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介などの人気タレントが、真面目に馬鹿馬鹿しいシーンを熱演しているだけでも結構おかしいのですが、現代の埼玉県民がこの話を都市伝説としてNAC5で聴いているという設定や、GACKTならではの格付けのシーンなどの映画オリジナルシーンも良くできています。
 しかし、日本アカデミー賞の優秀作品賞を受賞するほどの作品なのかというと、少々疑問も感じます。
 それだけ、現在の日本映画には、賞に値するような作品が少ないということなのでしょうか。

翔んで埼玉
徳永友一,若松央樹,古郡真也
メーカー情報なし

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PERFECT DAYS | トップ | 鈴木晋一「新美南吉」子ども... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画」カテゴリの最新記事