2019年に公開されたパロディ映画です。
1982年から1983年にかけて、「花とゆめ」の別冊に連載された、パタリロで有名な魔夜峰央のパロディ漫画を実写化しました。
埼玉を徹底的にディスることで、逆に埼玉愛を喚起するとともに、極端な東京集中の現代日本を強烈に風刺しています。
原作がベルばら調をデフォルメしたタッチなので、映画は宝塚調をデフォルメしています。
二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介などの人気タレントが、真面目に馬鹿馬鹿しいシーンを熱演しているだけでも結構おかしいのですが、現代の埼玉県民がこの話を都市伝説としてNAC5で聴いているという設定や、GACKTならではの格付けのシーンなどの映画オリジナルシーンも良くできています。
しかし、日本アカデミー賞の優秀作品賞を受賞するほどの作品なのかというと、少々疑問も感じます。
それだけ、現在の日本映画には、賞に値するような作品が少ないということなのでしょうか。
翔んで埼玉 | |
徳永友一,若松央樹,古郡真也 | |
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