2016年に放送されたテレビドラマです。
エンディングで主演の新垣結衣たちが踊るかわいいダンスが流行して、今でも若い女性たちを中心に人気があります。
心理学を専攻した女子学生が就職活動に失敗して大学院進学へ逃げ、その卒業時にもかえって高学歴が災いして非正規の仕事にしかつけません。
ひょんなことから、仕事が忙しくて家事代行を頼んでいたシステムエンジニアと知り合い、
同居して家事を代行するために契約結婚する話です。
奇想天外な設定が、家族や同僚などの周囲を巻き込んでいろいろなトラブルを引き起こす
コメディで、前半は非常に面白かったです。
しかし、次第に二人がお互いに引かれあって、たんなる女性関係のまったくない35才の男性と、非常に限定された男性経験しかない25才の女性との、不自然なまでに不器用な恋愛話になってしまい、退屈しました。
特に、ラストでは、普通の若い共稼ぎ夫婦の話に収斂されていて、非常に平凡な(それが現実だと言われればそれまでですが)大団円でした。
日本の若い女性の結婚観や職業観は、その時の景気情勢に非常に振られやすい(それは、彼女たちを搾取している男性中心社会の要求によるものが大きいのですが)で、放送時のジェンダー観としては最初の設定自体も古かったかもしれません。
私の二人の息子は、2010年と2012年(このころの就職活動における人間ドラマについては、朝井リョウ「何者」の記事を参照してください)に大学を卒業して就職したのですが、上の子の時はリーマンショック後の新就職氷河期で、下の子の時はそれがやややわらいでいました。
そして、この新就職氷河期における文系女子学生の就職難はこのドラマの設定と同じように非常にひどく、その反映として若い女性の専業主婦志向が一時的に非常に高まりました。
このドラマでは、専業主婦の労働を仕事としてとらえ直して、視覚化した点が秀逸です。
しかし、主人公は2016年に25才という設定ですから、彼女のような優秀な女性が就職難というのはやや無理があります。
それもそのはずで、原作の海野つなみのコミックスの連載が始まったのは2012年なので、そのわずかな間に現実の状況は大きく変化していたのです。
エンディングで主演の新垣結衣たちが踊るかわいいダンスが流行して、今でも若い女性たちを中心に人気があります。
心理学を専攻した女子学生が就職活動に失敗して大学院進学へ逃げ、その卒業時にもかえって高学歴が災いして非正規の仕事にしかつけません。
ひょんなことから、仕事が忙しくて家事代行を頼んでいたシステムエンジニアと知り合い、
同居して家事を代行するために契約結婚する話です。
奇想天外な設定が、家族や同僚などの周囲を巻き込んでいろいろなトラブルを引き起こす
コメディで、前半は非常に面白かったです。
しかし、次第に二人がお互いに引かれあって、たんなる女性関係のまったくない35才の男性と、非常に限定された男性経験しかない25才の女性との、不自然なまでに不器用な恋愛話になってしまい、退屈しました。
特に、ラストでは、普通の若い共稼ぎ夫婦の話に収斂されていて、非常に平凡な(それが現実だと言われればそれまでですが)大団円でした。
日本の若い女性の結婚観や職業観は、その時の景気情勢に非常に振られやすい(それは、彼女たちを搾取している男性中心社会の要求によるものが大きいのですが)で、放送時のジェンダー観としては最初の設定自体も古かったかもしれません。
私の二人の息子は、2010年と2012年(このころの就職活動における人間ドラマについては、朝井リョウ「何者」の記事を参照してください)に大学を卒業して就職したのですが、上の子の時はリーマンショック後の新就職氷河期で、下の子の時はそれがやややわらいでいました。
そして、この新就職氷河期における文系女子学生の就職難はこのドラマの設定と同じように非常にひどく、その反映として若い女性の専業主婦志向が一時的に非常に高まりました。
このドラマでは、専業主婦の労働を仕事としてとらえ直して、視覚化した点が秀逸です。
しかし、主人公は2016年に25才という設定ですから、彼女のような優秀な女性が就職難というのはやや無理があります。
それもそのはずで、原作の海野つなみのコミックスの連載が始まったのは2012年なので、そのわずかな間に現実の状況は大きく変化していたのです。
【メーカー特典あり】逃げるは恥だが役に立つ DVD-BOX(B6サイズクリアファイル付) | |
新垣結衣,星野 源,大谷亮平,古田新太,石田ゆり子 | |
TCエンタテインメント |