房総半島の南部へと進む道。
その先では、電柱が倒れ、ぎりぎり車が通れるかどうかという状態で、かなり危ない状態となっていた。
倒れた電柱は、いたるところで、手つかずのまま。
今なお、復旧の手が入らない町を取材した。
停電が続く千葉県の森田健作知事は、13日午後、あらためて東京電力に、復旧の加速などを求めた。
千葉県・森田知事は、「東京電力に対しては、再三要請しているところではありますが、全力での早期復旧と県民へのきめ細かい正確な情報を出すよう、強くお願いするところでございます」と述べた。
13日、千葉県内の各地で目にした、停電解消に向け汗を流す作業員の姿。
しかし、菅原経済産業相は13日、「復旧に1週間以上かかるところがある」との見通しを示した。
千葉県内では、13日午後5時時点で、およそ18万6,900軒で停電が続いていて、復旧作業は、東電に加え、ほかの電力会社からも駆けつけた応援チームによって進められている。
SNS上では「北海道電力の災害復旧の車両たくさん! 千葉のために遠くからありがとうございます」、「千葉に復旧のために来てくれた電力会社、関係者方々です」、「多分100台前後の作業車来てます ありがとうございます」など、遠くから駆けつけた作業員への感謝の言葉が寄せられていた。
しかし、そうしたSNSすら、自由に使えない地域が。
なんとか電波がつながった携帯電話も、すぐに圏外になってしまう。
5日目を迎えても、SOSすら出せない地域。
房総半島の南部に位置する南房総市。
トンネルの中も電気が通っていないことで、真っ暗な状態となってしまっている。
さらに、電柱が倒れてしまって、ぎりぎり車が通れるかどうかという状態で、かなり危ない状態の場所もあった。
あちらこちらで電柱が倒れたまま、手つかずの状態で、道路をふさいでいる。
窓ガラスが割れた車に、陸上でなぎ倒された漁船。
台風の被害は、解消されていなかった。
人も物も届かない中で暮らす住民たちは「まあ、なんとか命だけは保てるけどね」、「(食べ物は?)近所の方がみんな買いに、遠くから買って持ってきてくれる」などと話した。
食べ物を近隣住民たちで助け合い、乗り切っていた。
屋根が吹き飛んでしまった住宅。
女性は「2階部分の屋根が全部なくて、すごいことになってた」、「上の方(2階)は使えないでしょうと」と話した。
支援が行き渡っていない南房総市では、3連休の初日となる14日、南房総市民に限り、ボランティアを受け入れるとしている。
復旧を、 東電任せにしなければならない法律なら、今すぐ臨時国会を開催して「特措法」を作ればいいじゃないか。
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