暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

トルクレンチを解剖

2020-05-21 21:13:27 | 暇つぶしな実験
今日は、仕事が休みだったので、エブリイの右ロアアームの交換
作業を行った。
最後のタイヤ取付でトルクレンチを使用したのだが、ラチェット
が舐めるような感じだったので、分解してみた。



原因はラチェットのツメが欠けていることだった。
どうせ緩める方向ではトルクレンチとしては必要ないので、反対
側のツメを流用しようかと思ったが、形が違うので流用はできな
かった。
もう15年以上も使っていたし、もともと安物だったので、もう
少し精度の高そうなものが欲しかったところでもある。

どうせならゴミにする前に、中の仕組みでも見てみようかと思い
解剖することにした。



これがどうして規定トルクでカチッ!となるのか


  締め付ける前は↑のようになっているものが
設定トルクになってスプリングの力を超えると、斜めカットに
なっているところにローラーとピンが入っているので、このピン
をかわすようにズレるためにスプリングを押し込むことになると
いう仕組みになっている。↓


メーカーによってはカムのようなものでスプリングを押していた
り、リンクのようになっているものもあるようだ。
ただ、スタビレーのトルクレンチはスプリングがコイルバネでは
なく板バネを使用しているらしい。

トルクレンチが無くなってしまったので、次はTONEのデジトル
クでも買ってみようかな
でも、トルクレンチのカチッ!っていう音も捨てがたいんだよなあ。

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