どこからか、甘酸っぱい良い香り…ミツバチのように誘われるまま足を止めると、そこには冬を通り越して、イチゴ畑の中に迷いこんだように、たくさんのイチゴたち。
スゥ~
息を吸うたび、私の身体はイチゴに染まっていくよう。
ハァ~
ああ、もっとイチゴに包まれたい!
子供の頃、イチゴを見かけだすのは、クリスマスが間近な頃。
宝石みたいに艶やかな赤、サンタさんの帽子みたいなかたち。
ケーキの上のマジパンのサンタより、イチゴがもっと食べたかった。
お皿の上に並べたイチゴ。
本当はね、今も独り占めしたいの。
でも、旦那様はきっと、この香りに気づいてしまう…。
我慢できずに、一粒あなたを口にしてしまったから。
お部屋の中もイチゴの香り。なんだか、幸せなひととき。
あぁ、彼の帰りが待ち遠しい…。
スゥ~
息を吸うたび、私の身体はイチゴに染まっていくよう。
ハァ~
ああ、もっとイチゴに包まれたい!
子供の頃、イチゴを見かけだすのは、クリスマスが間近な頃。
宝石みたいに艶やかな赤、サンタさんの帽子みたいなかたち。
ケーキの上のマジパンのサンタより、イチゴがもっと食べたかった。
お皿の上に並べたイチゴ。
本当はね、今も独り占めしたいの。
でも、旦那様はきっと、この香りに気づいてしまう…。
我慢できずに、一粒あなたを口にしてしまったから。
お部屋の中もイチゴの香り。なんだか、幸せなひととき。
あぁ、彼の帰りが待ち遠しい…。