美しい齢の重ね方

私も、とうとう、大人の自覚を持たねばならない年齢になりました。
今までは、年齢をひとつ重ねるごとに、一抹の不安が残りました。

女性の年齢の若さ＝貴重価値

そう思っていました。（いや、今もそう思っているかもしれません）

でも、残念ながら時間を止めることはできません。
高価な化粧品でアンチエイジングをおこなっても、経済的に続きません・・・
こんな私ですが、ある人に出会ってから、女性が年を取ることの不安を、和らげてくださいました。

その人は、私の母親の世代ですが、輝く美しさを醸し出しています。
その美しさは、間違いなく、昨日今日で作り出せるものではなく、重ねてきた年月によって、生み出されてきたのでしょう。
そう、女性の美しさは、過ごしてきた環境や生活が、大きく影響することを教えてくれました。
そして、何よりも、本人の気持ちなのだと。

もう一人、私の尊敬する、オードリー　ヘップバーンも生前、よく同じ話をしていました。（ＴＩＭＥ誌や、ＴＶのインタビュー記事で）

『誰でも皆、平等に年を取り、顔のしわは隠せない。　しかし、美しいしわの取り方はできる。』

晩年のオードリーは、自然なメーク（殆どしていないほどの）で、顔のしわを隠すことなく、その輝く笑顔は、まさに彼女が過ごしてきた人生が、表れているようでした。

私の憧れのその人も、ただ人生を過ごしてこられたのではなく、辛いときも悲しいときも、沢山あったことと思います。
きっと、たくさん泣いた日も、傷ついたこともあったと思います。
でも、明けない夜は無いといって、進んでこられたのでしょう。

輝く笑顔は、勲章なんですね。

私の人生もまだまだ始まったばかり！？
でも、のんびり安心しててはいけません。
そう、今日の行ないが、明日の糧になるのですから。

美しく生きるとは・・・

大切なことを忘れずに、毎日を心豊かに過ごしていきたいものです。

だんな様は、“佇まいの美しさが大切”と言っていました。
良い言葉だと思いました。
経験からくる言葉は違いますね。