一足早い春の味

大寒の今日は、頭がキーンとなるくらい、本当に寒い一日になりました。
どうやら夜中から雪が降るそうです。
明日の朝、目が覚めたら真っ白！なんてことには、なってるでしょうか？

真冬の真っ只中だというのに、夕飯の買い物で駅ビルの食品売り場へ行きましたら、たらの芽の天麩羅を見つけました。
深緑の体に淡い黄色の衣をまとって、なんとも美味しそう
迷わず、今夜のお献立に決定！

子供の頃、家の庭に何故かたらの木が植えてあって、春先になると、母がそこから柔らかな芽を摘んで、天麩羅を揚げてくれました。
他にも、地面から少し頭を出したふきのとうや、子供の時は、あの探し当てるワクワク感が好きで、妹と一緒に庭を掘り返していました。

真っ白なお皿の上に、ちょこんと添えたたらの芽は、こんな寒い中でも、もう少ししたら春がやってくることを知らせる、春の使者。
（そんな可愛いことを思っても、食欲には逆らえません）
パクッと、ひとくち味わえば、ほんわか、あの懐かしい味が広がります。

大人の味が好みのあっちゃん（渋いもの好きです）も、すっかり気に入り、
あっという間にたいらげました。

『もっと、食べたいな！』

残念、あとはお父さんのです。

子供の頃、あの、たらの木のとげに良く刺さりました。
美味しかった天麩羅をもっと食べたくって・・・。
食いしん坊の私達から逃れるように、グングン伸びていたんでしょうね。
もし、あの時と同じように、家にたらの木があったら、あっちゃんも取りにいくんですかね～

意外と、とげに刺さるのは、だんな様だったりして